【比較】復職と転職どっちがいい?【休職】
- 休職を経て、復職をするのか?転職をするのか?で迷われている方へ
- 復職のメリット・デメリット
- 転職のメリット・デメリット
- 「このような人は復職」「こういった人は転職」筆者のおすすめ
- 『休職』について他に参考となる記事をご紹介
休職を経て、復職をするのか?転職をするのか?で迷われている方へ
休職し、体を休め、ある程度回復をしてきましたら徐々に復帰を考えていくことになります。
ただ、体調が回復してきたからといって、すぐに気持ちを切り替えて職場に戻れるといった簡単なことではありませんよね・・・
休職するに至った原因が職場や仕事内容にある場合は特に大きな葛藤があって然るべきです。
どうしても復職が難しいようであれば、心機一転、転職をするという選択肢もあります。選択肢は1つではありません。
さて、当記事では、少しでもこのような葛藤をお持ちの皆様の参考になるよう、
- 休職後、復職をするのか?
- はたまた、転職をするのか?
どちらがいいのかを検討していきたいと思います。
先に結論を申し上げますと明確な答えはありません。
ですが、 前職時代、休職されている方がたくさんおり、その方々の復職の過程もたくさん見てきました。
加えて、現職では精神保健福祉士として、うつ病や適応障害で休職をされている方の復職・転職の支援もしています。
この2つの経験を活かし、 「皆様にあった選択」が出来るよう、それぞれのメリット・デメリットを記載しております。
是非お役立て下さい!
復職のメリット・デメリット
メリット(配慮があり、負担が少ない)
- 体調に配慮してもらいながら徐々に職場復帰をすることが出来る
- 慣れ親しんだ業務であるため、負担が少ない
- 転職活動をしなくていいため、負担が少ない
デメリット(人間関係、先の展望)
- 復職は原則、所属していた職場に戻ることとなるため、休職の理由が職場やその人間関係・仕事内容にある場合は相当な苦痛となる。
- 上司や同僚の理解の程度によっては、腫れ物に触るような接し方をされる可能性あり
- この先昇進することは相当に難しい(理不尽ですが、現状はこうです・・・)
転職のメリット・デメリット
メリット(心機一転)
- あなたが休職していたことは誰も知らないため、心機一転スタートできる。
- 休職の原因となった煩わしい人間関係、仕事内容から開放される。
- 結果を出せば周りと遜色なく昇進出来る。
デメリット(負担が大きい)
- ハードな転職活動をこなさなければならない。
- 退職後の煩雑な手続きをしなければならない。
- 新しい仕事を1から覚えなければならない。
以上、私の経験からそれぞれのメリット・デメリットを記載させて頂きました。
加えて次項では、あくまで私見ですが、復職か転職について、「このような人は復職」「こういった人は転職」といった形で具体的にアドバイスをさせて頂きます。
「このような人は復職」「こういった人は転職」筆者のおすすめ
復職がおすすめな人
- 今の職場で現行の仕事を続けたいという意思がある方
- 復職か転職か決めることがどうしても出来ない方
職場の人間関係や仕事内容がどうしても受け入れられない場合を除いては、復職した方が「安全」であると個人的には思います。
転職がおすすめな人
- 今の職場の人間関係、仕事内容がどうしても受け入れられない方
- 会社に復職する際の部署変更を提案したが、受け入れられない場合
- 今の職場に戻るぐらいならハードな転職活動の方が楽だと確信されている方
このように強い拒否感があるなら、まずは復職の際に部署変更を提案してみて下さい。
場合によっては医師やケースワーカーが間に入ることも出来ます。
ただ、経験上中々これは中々受け入れられません。企業の復職マニュアルに反するからです。
そして、受け入れられなかった場合、どうしても元の職場に戻りたくないという気持ちが強いのならば転職することをおすすめします。
以上、明確な答えはありませんが、少しでも参考にして頂けますと幸いです。
また、このようなことは1人で悩まず、職場、病院・クリニックや行政機関の支援者に相談することも重要です。
1人で悩まず人に頼りながら、後悔のない選択が出来るよう応援しております。
『休職』について他に参考となる記事をご紹介
- 会社を休職する手順や手続きについて紹介した記事です。
- 心配な休職中のお金の話について紹介した記事です。
- 復帰に向けて休職中にすべきことをご紹介した記事です。
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