大企業を辞めて精神保健福祉士になりました。

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社長表彰までされた大きな会社を10年の節目で辞めて精神保健福祉士になりました。『細く長く働く』がモットーです。

【ニートもいます】精神保健福祉士資格取得後の就職先とその傾向

この記事の内容をざっくりと

 

 

 

 

 

精神保健福祉士資格取得後の就職先が気になるあなたに!

  

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例年2月上旬に精神保健福祉士の国家試験があります!

 

割合的には6割の方が合格するのですが、合格者すべてが精神保健福祉に携わる仕事に就けるかというと、そうではありません・・・

試験の合否はもちろんのこと、まだ就職が決まってない人は『就職先』も大いに気になることでしょう!

 

さて、当記事では、筆者の専門学校時代の情報通の同級生に会って参りましたので、同級生(約30人)の就職先とその傾向について述べていきたいと思います!

 

↓↓↓筆者の専門学校時代の生活を紹介した記事です!資格取得を考えている方は是非ご覧ください!!

  

 

 

1年コースの専門学校生の就職先はいかに?

  

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筆者は夜間1年コースの専門学校に通っており、その同級生は30人強ですが、

ずばり就職先の割合は・・・

  1. 医療機関:3
  2. 福祉施設:4
  3. 行政機関:1
  4. 就職浪人(ニート):2

 このような結果・割合となっているようです!(事情通調べ)

 

そしてこの詳細は、

  1. 医療は精神科の単科病院が100%。
  2. 福祉は入所系がごく少数、通所(作業所・就労移行)が多数。
  3. 行政は児童相談所と市町村が少しずつ。

福祉分野で就職先がなく、他でアルバイトをしている人、中にはニートをしている人もいます・・・

と、このような状況です! 

これが現実です!!

 

就職前の皆様は④を見て心配になられることと思いますが、まずはそれぞれに就職した人の傾向に関して考察していきたいと思います。

 

これを抑えれておけば、希望の就職先で働ける可能性が高まるものと存じますので、是非参考にして下さい!!

 

 

 

就職先に見る、それぞれの傾向は?

 

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就職先に見るそれぞれの傾向を考察していきたいと思います!

 

医療機関

 

全体的に、医療機関志望がクラスで6、7割を占めていました!

その分競争率が激しいので、落ちている人もいます。

その中でも採用されている人材の傾向が、ずばり『はきはきと簡潔に話が出来る人間』であると考察します!

合格者全てに共通しています!

 

これはなぜか?

医療機関においては、短い時間で業務を完結できる人間が好まれるからです。その方が数がこなせるため、より利益を出すことが出来るということが理由です。

 

もちろんこれが全てではありませんが、少なくとも、対人援助職として、簡潔にはきはきと話すスキルはとても重要であることは間違いないでしょう!

はきはきと話を出来る方が、患者さんとそのご家族に安心感を持って頂けます!

もし皆様が患者側であったとしたならば、話が端的でなかったり、うだつが上がらないような人間にご家族や自身の応対を担当されたいでしょうか?そうではないはずです。

 

以上の理由により、医療機関では、はきはきと簡潔に話が出来る人間が求められる傾向にあるものと考察致します!

 

医療機関を目指す方はここを意識することが合格への近道となるかもしれません。

 

福祉施設

 

その施設によってそれぞれ異なる理念やカラーがあり、見学(中にはアルバイトや実習)を経て就職している人が多いです。

全体的にアットホームで、医療機関に比べて時間の流れがゆっくりで、ともすれば失敗も『味』と見なされることも多く比較的マイルドな職場環境と言えるでしょう。

比較的おっとりした方が多い印象です。

 

しなしながら、私が知る限り辞めている人はかなり短い期間で辞めています。

その職場のカラーに合えばとてもいいのでしょうが、 大多数が小規模であり人間関係も限られるため、合わなければ最悪だと聞きます。

 

多くは申し上げませんが、特に小規模な事業所を希望する方は、自身が働きたいと思える理念やカラーを持った施設を吟味しながら探すことをおすすめ致します。

 

行政機関

 

まずもって倍率の高い試験があるため、志願者は多いもののこの職に就ける人間は一握りです。

そして、いざ就職出来たとして、自身が希望している、例えば児童相談所障害福祉課(社会福祉課)の業務に就けると限らず、公営の入所施設に配属となり直接支援が生業となる可能性もあります。 

ただし、行政機関だからこそ与えられる権限があることは言うまでもなく、筆者も出来れば経験してみたいです(今更無理でしょうが・・・)

 

筆者の周りの傾向としては、授業を1回も休まないような、とにかく真面目な方が合格しています。

 

浪人(ニート

 

悲しいながら、現実として資格を取得しても職に就けない人はいます・・・

諦めてアルバイトをしながら就職を目指す人もいれば、そのままニートとなっている人もいると聞きました。

福祉職と言えど一般職と違わず、そう簡単ではないということなのでしょう・・・

 

何がいいか悪いかではなく、就職先が見つからない人の傾向として、その多くは「行政しか嫌だ!」「医療機関じゃないと受け入れない!」といった、いわゆる『頭でっかち』になっている人が多いものと推察します。

 

また、精神保健福祉士とはこういうものだ!」といった専門職の倫理に関する思いが強く、それを曲げられないような人も企業には敬遠されています。

 

実際現場に出ると、企業の存続あっての専門職の倫理であるという考えをしているところがほとんどです。そこの融通が利かなければ『持て余す人材』として、不採用となってしまうでしょう。

 

まとめますと、就職先の希望や専門職としての理想を持つのは大切ですが、それに固執して就職先がなければ元も子もないということです。

時には妥協し、そこで経験を積みながら希望を叶える道を探ることも重要なのではないでしょうか?

 

(※念のために申し上げますが、専門職の倫理は非常に重要です)

 

 

 

転職している人も中にはいます!その傾向もご紹介!

 

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転職している同級生もいます!

一般的に、国家資格持ちということもあり、転職は比較的しやすいと言えるでしょう!

 

転職した同級生はいずれも福祉施設から行政に転職しています!

働きながら試験勉強をし、それをクリアしたということです!!非常に素晴らしいですね!

 

転職された方々は、元々行政志望ではありませんでしたが、行政の権限や、行政にいるからこそ取り組みやすい仕事(ソーシャルアクション等)に魅力を感じて転職をされたということです!

仕事に対して強い思いをもたれて取り組まれている方であり、非常に素晴らしいとしか言いようがありません!!

 

これらの方を見て筆者が思うに、強い思いさえあればこの業界に不可能はほぼないのだろうと思います!

 

「行政しか嫌だ!」「医療機関じゃないと受け入れない!」といった強い思いもけっこうなのですが、それよりもまず自身が置かれた場所で懸命に従事し、経験を積む中で想起された思いというものを大切にし、後のキャリアに役立てるのが重要なのではないかと筆者は考えます!

 

参考までに、転職を考えている方には以下のサイトがおすすめです!

 

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繰り返しになりますが、強い思いさえあればこの業界に不可能はほぼないのだろうと思います!思い次第です!!

 

 

 

【まとめ】精神保健福祉士資格取得後の"就職先"は?

 

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  • 情報通の同級生に合って色々話を聞いてきました!
  • 夜間1年コースの専門学校生の就職先はいかに?

→ 医療機関:3 福祉施設:4 行政機関:1 就職浪人(ニート):2

  • 就職先に見るそれぞれの傾向は?
  • 転職している人も中にはいます!その傾向もご紹介!

 

当記事では、以上の項目についてご紹介をさせて頂きました!

 

精神保健福祉士となるのはあくまで"手段"であり、目的はその先の仕事にあります!

皆様におかれましては、程度の違いはあれど、少なくとも漠然と『こういう仕事がしたい』という希望はあるでしょう!

 

それぞれに求められる傾向を掴みそこを目指すとともに、だめでも置かれた場所で経験を積み、先に繋げるといった考え方も時には必要なのかもしれません。

 

以上、簡単ですが筆者が得た情報をご紹介させて頂きました!

お役に立てましたなら幸いです!!

 

 ※万が一、「国家試験に落ちたかも・・・」や、「国家試験に落ちてしまった・・・」という方は希望を捨てずに以下の記事をご参照下さい!

落ちても大丈夫な就職先もあります!!