精神障害があっても自由な就職・転職を!支援者に縛られない就活の方法
この記事の内容をざっくりと
- 障害があるからと自由に就職・転職活動をさせてもらえない方いらっしゃいませんか?
- 精神障害があっても自由に就活が出来ます!就職・転職エージェント活用しましょう!!
- エージェントにて就活を進める6つのステップ
- エージェントが出来ないことは地域の支援者が補います!
- 【まとめ】精神障害があっても自由な就職・転職を!
障害があるからと自由に就職・転職活動をさせてもらえない方いらっしゃいませんか?
筆者は精神保健福祉士(PSW)の資格を生かして現在働いており、主に精神障害がある方の就活のサポートをさせて頂くことがあります。
私は自身の見立てで利用者さんの就職先の選択肢を狭めることのないよう常に意識をしています。
それはなぜかというと、就職は詰まるところ"マッチング"であり、例え私が「無理だ」と思っていたとしても、相手方の企業さえ「良し」とすればそれでいいからです!
つまり、極論を言うと支援者のアセスメントは重要ではなく、利用者さんが自分に"マッチ"する企業を見つけることが重要であり、そういった意味では選択肢が多ければ多いほどその可能性は高まります。
とは言え、客観的に見て特性や能力上明らかに難しい企業に応募しても時間の無駄になりますので、そこを除く意味での最低限のアセスメントは重要です。
まとめますと、『支援者の主観で可能性を切り捨てない』ことが重要であると筆者は考えています。
これに対して、主観が入りすぎて多くの就職先の候補を「ここは無理だ」と除外してしまう『モンスター支援者』が存在し、ひどい方では「障害者だから転職なんてしてはいけない」とありえない発想をしている方も今までにいらっしゃいました・・・
これは見方を変えれば、こういったモンスター支援者に縛られて自由に就職・転職活動が出来ていない利用者さんがいるということであり由々しき事態です。
そして、このようなことが精神障害者の方を支援する現場では少なからず見受けられます。
担当される支援者によって就活の自由度が変わり、あまつさえ結果も左右されるような状況は絶対にあってはなりません!
精神障害があっても、皆が自由に就活出来なければおかしい!
健常者と同じく、誰もが自己決定の出来る就職活動でなければなりません!
つまり、多くの候補の中から自分で働きたい企業を自由に選択できる環境が理想であり、このためには、就職・転職を支援する大手の企業、いわゆる『就職・転職エージェント』を利用することが1つの手段となります!
これまで、障害のある方の就職・転職活動でエージェントを使うことはほぼありませんでした。
あるとすれば、障害を明かさない、いわゆるクローズで就活をする際に使うぐらいであったと思います。
この理由は、エージェントが障害のある方の就職・転職活動にこれまで対応していなかったからであり、加えて、障害者の方の就活 = ハローワークみたいな構図があったことが原因であると考えます。
ですが、今は堂々とエージェントを利用することが可能です!
障害をオープンにして、エージェントを用いて就活する事ができます!
これはなぜか?
先般の障害者雇用率の拡大に伴いニーズが高まったことにより、大手の就職・転職エージェントが障害者の方の就活をサポートする体制を整えてきているからです!
つまり、エージェントに登録し、地域のモンスター支援者の偏見やおせっかいに縛られずに、オープンで自由に就活が出来る時代となってきているのです!
詳細を次項よりご紹介していきます!
精神障害があっても自由に就活が出来ます!就職・転職エージェント活用しましょう!!
精神障害のある方が自由に就活が出来ない状況が、以下の3点が原因で作り出されていると筆者は考えています。
- 地域のモンスター支援者が担当となり、その偏見、おせっかいに縛られるから
- その支援者がハローワークと連携しているから
- 『障害のある方が就活をする方法』の選択肢があまりないため、就活をする際に地域の支援者とハローワークのサポートを受けざるをえないから
上の中でも、特に③が理由で不本意な環境を受け入れざるをえなかったのだと思います・・・
しかし、今後はエージェントを利用することでここを払拭することが出来ます。
ですので、地域で支援者に恵まれていれば、そのサポートを受けて地道にハローワークで仕事を探すといった従来通りの就活もありですが、支援者に恵まれず不遇な状況であれば迷わずエージェントに登録してみましょう!
ハローワークではまず見られない、大手・優良企業、中には業界トップの企業が障害者雇用で求人を出しており、選べる数が段違いです。
加えて、就職活動に対する知識に加え、精神障害・発達障害を中心とした各障害に対する理解のある精神保健福祉士や社会福祉士、臨床心理士・公認心理士といった専門職のキャリアアドバイザーが在籍しておりますので、専門性に関しても地域の支援者とそう遜色がありません。
以下より、登録から実際の就職活動について、筆者自身が実際に色々と聞いてきた情報をご紹介していきます!
エージェントにて就活を進める6つのステップ
①まずはエージェントに登録してみましょう!
↑↑↑この画像のリンクからサイトに入り、『転職支援サービスに今すぐ登録(無料)』からプロフィールや所持している障害者手帳の情報等を入力すると登録完了です。
②キャリアアドバイザーのキャリアカウンセリングを受けましょう!
メールや電話で連絡が来ますので、日時を決め、なるべく早くカウンセリングを受けましょう!
こちらからフリーダイヤルで問い合わせて日程を決めてもOKです!
(何事も先延ばしにすると中々進みませんので早めがおすすめです!)
これは、希望の業界や職種、これまでの経歴、今後についての考えなどをアドバイザーと共有する面談のことです!
ここで『今後どのように就職活動を行っていくか』について、アドバイザーと一緒に考えていきましょう!
面談は約2時間で、プライバシーに配慮した環境で行われるようで
カウンセリングを受けられる場所は東京・名古屋・大阪となりますが、テレビ電話や最悪電話でも実施可能であると聞いています!
体調の波がある精神障害の方に配慮されたサービスであるなと感じました。
③求人の紹介を受けたり、サイトで探したり、選考を受ける企業を探しましょう!
キャリアアドバイザーから紹介を受ける求人の中には非公開の特別な求人もあるようです。
その他、サイト上にある様々な求人の中から納得いく企業を選び選考にエントリーしましょう。
また、エージェントが企画する面接会やセミナーに参加することで面接の技術始め、就職活動全般に必要な能力を高めることが出来るようです。
もちろん、集団だけでなく個別でも面接対策等のサポートを受けることが出来ます。
④応募企業が決まったら、アドバイザーが履歴書を企業に提出します
文字通り、利用者さんが入社を希望する企業にアドバイザーが必要な書類を提出します。
ここでいいなと思ったのが、企業とのやり取りを全てアドバイザーが請け負ってくれる点です。
面接の日時の調整等で、利用者さんが企業と直接やり取りをする必要がない点は非常に配慮があるなと感じました。
⑤面接についてや選考中もサポート
放ったらかしにはされません。
しっかりと内定までサポートをして頂けるようです。
⑥内定が出た後の準備や、入社後もある程度の期間はフォローをしてもらえる
もはやここまでくると、就労支援においては、地域の支援機関やハローワークと手厚さもそう変わりません。
内定が出て就職が決まったら終わりではなく、アフターフォローの体制も敷かれているようで、就職してからの困り事も相談出来るそうです。
以上!
大手と聞くと、ともすればドライな対応である印象がありますが、あらゆる場面でしっかりとした支援を受けられるようです!
そして、とにかく優良な求人が多いので、今後健常者の方の就職・転職活動と同じように、大手エージェント会社が障害のある方にもファーストチョイスとなっていくのではないかと筆者は考えます。
ただしデメリットもあり、それは、気になること・困ったことがあっても、立地の関係ですぐにエージェントに会って話すことが出来ない、つまり身近ではない点です。
また、大きな組織であるため、福祉機関のように融通がきかない点にも物足りなさを感じる方がいらっしゃるかもしれません。
そして、これを補うのが地域の支援者であると筆者は考えており、利用者の皆様には、大手エージェントと、地域の支援者をうまく利用しながら就活を成功させて頂きたいと思いますので、次項でこれについて記したいと思います。
エージェントが出来ないことは地域の支援者が補います!
先述のように、転職エージェントは保有する求人数も多く、就職活動と障害の理解に長けた優秀なキャリアアドバイザーが在籍しておりますが、身近さに欠け、融通があまりきかないというデメリットもあります。
そして、この身近さと融通がきくという点に関しては、地域の支援者を上回るものはいませんので、利用者の皆様にはここで地域の支援者に頼って頂けたらと私は思います。
例えば、翌日に面接を控えており、キャリアアドバイザーとの対策で概ね準備は整っているものの、不安で不安で仕方なくなったAさんは少し話を聞いて欲しいとアドバイザーに連絡を取ったが一向に繋がらない・・・
という状況があったとしましょう。
このまま翌日を迎えて力を発揮出来るでしょうか?おそらく難しいでしょう。
少しでも不安を解消しなければなりません。
こんな時に地域の支援者を頼ってください!
アドバイザーのように就活の専門的なアドバイスは出来ずとも、話を聞いて不安に寄り添うことは出来ますし、ここはアドバイザーよりも長けているでしょう!
これはあくまで一例ですが、要するにアドバイザーがカバー出来ない隙間を地域の支援者が埋めることが出来るということで、このような役割分担が出来れば、利用者さんのより良い就職活動が実現出来るのではないかと筆者は考えます。
適材適所といったところでしょうか?
エージェントだけでは不十分ですし、地域の支援者だけでも不十分です。
この2者を上手に使いながら就職活動を成功させて頂きたいと思いますし、「エージェントを使っているから地域の支援者には頼れない・・・」等の遠慮をせずどんどん頼ってきて下さい!!
【まとめ】精神障害があっても自由な就職・転職を!
- 障害があるからという理由で、支援者に縛られ、自由に就職・転職活動をさせてもらえない方がいらっしゃいます!
- 障害があっても就職・転職エージェントを利用し、自由に就活出来る時代です!その方法をご紹介致します!
- エージェントが出来ないことは身近な地域の支援者が補います!うまく両者を利用して就活を成功させて下さい!
当記事ではざっくりと以上のことについてご紹介をさせて頂きました!
障害のある方の就職・転職活動は今後もどんどんと大手エージェントが参入し、選択肢が広がってくるものと推察します。
そしてそれに伴い、地域のモンスター支援者には頼らなくてよくなります。
ただ、そうなったとしても、地域の"善良な"支援者は、エージェントの出来ない隙間を埋める支援を行う役割を担うため、必要であればどんどん頼って下さい!
就職活動には色々な選択肢があります。
ですので、出来るだけ自分の意思で自由に選択出来る環境で、成功に繋げて頂ければと考え、大手エージェントの情報を中心に当記事を作成致しました。
気になった方はまず↓↓↓ここに登録し、『デュー〇子さん』(深田〇子さんとも言う)のカウンセリングを受けた感想をお聞かせください(笑)
お役に立てますと幸いです!
皆様の成功を心よりお祈り申し上げております!
では!