大企業を辞めて精神保健福祉士になりました。

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社長表彰までされた大きな会社を10年の節目で辞めて精神保健福祉士になりました。『細く長く働く』がモットーです。

福祉から一般企業への転職は可能!成功のための『3つのポイント』

この記事の内容をざっくりと 

 

 

 

福祉から一般企業への転職を考えている方に朗報!ポイントを掴めば可能です!

  

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精神保健福祉士社会福祉士介護福祉士を始めとした福祉業界から、いわゆる営業や総務・人事、その他諸々の職種がある一般企業へと転職することは出来るのでしょうか?

 
筆者は誰もが知る大企業で営業として10年。

その後転職し、精神保健福祉士としてもそこそこのキャリアとなってきておりますが、この2つの経験からずばりお答えしますと・・・

 
可能です!

が、ハードルが高いことは事実でしょう・・・

 
ただ、当記事でご紹介をします『3つのポイント』を事前に抑えておけば、誰でも高確率で達成出来ます!


その『3つのポイント』とは、

  1. 自分の転職市場での『価値』を十分に認識し、かつ経験を生かせる企業を志望すること
  2. 志望する企業が、中途採用者に『何を求めているのか』を理解すること
  3. 求められているものに対して、自身の経験や成功例を当てはめ、『具体的なイメージ』を持って頂けるようなプレゼンを行うこと

 

これらです!

この3点が分かっていれば採用される可能性が確実に高まります!

 

なぜここまで言い切れるか?

理由は簡単で、前職時代の同期の採用担当と、転職を考える際にお世話になったエージェント達が表現は違えど皆同じことを言っていたからです!

 

以上のことを踏まえ当記事では、上述の3つのポイントに、筆者の一般企業・福祉業界での経験を加えたオリジナルの方法論で、皆様を転職成功へと導く所存です!

 

福祉から一般企業(民間企業)への転職や、他業種への転職を考えている方は是非最後までお付き合い下さい!

 

 

福祉から一般企業に転職したいと考える方には2種類いる

 

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ポイントの説明に移る前に、前提として、筆者が考える一般企業への転職に向いている人と向いていない人について先にご紹介させて頂きます!

 
ずばり筆者は、『福祉から一般企業に転職したいと考える人』には2種類の方がいらっしゃると考えており、それは以下の通りとなります。

 

  1. 福祉が嫌だから一般企業への転職を希望している方
  2. 福祉では物足りなくなり、より高みを目指される方、または福祉で培ったことを活かして新しいことに挑戦したい方

 
結論から申し上げますと、①の方は転職しない方がいいと断言します!

一般企業への転職にはまず向きません!

 
なぜ向かないのか?

端的に申し上げますと、筆者の経験から見るに、一般企業の方が福祉業界よりも遥かに競争が厳しくそれだけ求められるものも多くなりますので、「福祉が嫌だから一般企業にいこうかな・・・」ぐらいの意思ではそもそも続かないことが明白だからです。

 
事業所ごとに違いはあれど、福祉業界では『残業で毎日午前様』といったことはまず無いでしょうし、ノルマに対する厳しい追求が嫌で会社に向かう足がすくむ(筆者の実体験)ようなこともほぼないでしょう。

 
しかしながら、働き方改革が進む現代においても、一般企業ではこのようなことがまだまだ当たり前のように蔓延っています。

なぜか?

そこまでしなければ競合他社に勝てないからです!

 

このような理由から、あくまで私見ですが、①に当てはまる方は一般企業への転職は辞めておいた方が無難かと考えます。

福祉には福祉のしんどさがありますが、両方経験した筆者から言わせると、一般企業の方が遥かにしんどいです・・・

 

そして、「福祉が嫌だ」という方の多くは人間関係や、所属する事業所の業務内容を指してそう考えている傾向にあり、これは異業種・他業種に行かずとも職場を変えれば解決する可能性があります。

まず福祉業界内での転職を考えてみてもいいのではないかと考えます。

 

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逆に、②の福祉が物足りなくなった方や、経験を活かして新しいことに取り組みたいという方には、一般企業への転職を強烈にお勧め致します!

 

先述の通り福祉業界と比べてよりハードになるでしょうが、その分刺激的でより大きなやりがいを感じながら働くことが出来るでしょう!


以上、おまとめ致しますと、一般企業への転職において、ネガティブな発想からの転職はお勧め出来ず、ポジティブな発想であれば強烈にお勧めが出来るということです!

 

なお、より詳細な福祉業界と一般企業との違いをお知りになりたい方は下の記事を是非ご参照下さい!

 

転職成功のための『3つのポイント』

  

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お待たせ致しました!本題です!!

 

  1. 自分の転職市場での『価値』を十分に認識し、かつ経験を生かせる企業を志望すること
  2. 志望する企業が、中途採用者に『何を求めているのか』を理解すること
  3. 求められているものに対して、自身の経験や成功例を当てはめ、『具体的なイメージ』を持って頂けるようなプレゼンを行うこと

先述の通り3つのポイントはこの通りです。

では、以下より詳細にご紹介をして参ります。

 

①自分の転職市場での『価値』を十分に認識し、かつ経験を生かせる企業を志望すること

 

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例えば、小さな心療内科のクリニックで精神保健福祉士として3年間、ごく平凡に働いているAさんがいたとしましょう。

このAさんがある日突然一般企業への転職を志し、「ゴールドマンサックスに転職したい!」と目標を立てたとします。

 

さすがにこれは無理です・・・

なぜ無理か?言うまでもありませんが、この後の展開に重要なので申し上げますと、

  1. 経験をあまり生かせず即戦力となれないから
  2. そもそも『格』が違うから

この2点が理由です。

 

順にご説明いたしますと、まず①に関してですが、前提として企業は、新卒採用とは異なり中途採用者には『即戦力』となることを求めています。

この観点から考えると、Aさんはゴールドマンサックスで、例えばトレーダーとして自社に投資で利益をもたらしたり、営業として顧客にM&Aのアドバイスを行い案件を成功させたりといった即戦力となれるでしょうか?

 

どう考えても無理ですよね・・・

このような理由から、転職をするにあたり自身が福祉業界で培った経験を生かし『即戦力』になれるということは欠かせない条件となるのです。

 

また、②に関して、そもそもゴールドマンサックスで働ける人間は世界有数の人材であって、どう贔屓目に見てもAさんがその『格』にあるとは思えません。

Aさんは自分の転職市場での『価値』を明らかに見誤っているのです。

 

こうならないためにも、しっかりと自身の価値を理解した上で転職活動をする必要があります。ここも不可欠な要素と言えるでしょう。

 

以上、かなり極端な例でしたが『自身の転職市場での価値を十分に認識し、かつ経験を生かせる企業を選ぶこと』を意識して取り組むことがまず1つ目のポイントとなります。

 

そして、これは自分で考えるよりもキャリアコンサルタントに聞く方が手っ取り早くしかも正確な情報が得られます!

まずは転職サイトに登録するところから始めてみて下さい!!

 

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そして相談してみるところから始めてみましょう!!

 

②志望する企業が、中途採用者に『何を求めているのか』を理解すること

 

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企業が『何を求めているのか?』言い換えれば、自身は『何を求められているのか?』ということを理解することが大切です。

 

そして、この『何を』というのはどういうことかと言うと、

  1. どのような人物像を求められているのか?
  2. どのような職種で、どの程度の職責として求められているのか?

 この2点のことであり、これらをしっかりと理解して選考に臨むことが重要になります。

 

まず、①どのような人物像を求められているのか?について説明をします。

 

例えば、皆様ご存知の『野村證券』は、誰一人として同じ人間がいないような、『個性』を重視した採用方針であると聞いています。

企業の成長のために多様性が重要だという理念を持っている企業です。

 

これに対して、某電話局やインフラ関連の企業はともすれば同じような人間ばかりを採用し、右へ倣えといった『組織』の調和を重視した採用方針となります。

多様性をあまり重視しない傾向にあります。

(※あくまで筆者調べ)

 

このように、会社によって『求める人物像』が異なり、無理をする必要はありませんが、これに合致したアピールをしなければなりません。

 

つまり、選考を受ける企業の風土にあった人物像を表現することが重要であるということです!!

 

個人的には、福祉職から一般企業への転職は、前者のような個性を重視する企業の選考を受けるのがオススメであると考えています!

 

それはなぜかと言うと、このような企業は「福祉から一般企業に転職・・・面白いね!」という柔軟な発想であり、受け入れられやすいからです!

 

実際に、筆者が前職時代に在籍した企業も個性を重視する採用方針だったのですが、介護士から転職して営業マンになられた方がいらっしゃいました。

 

逆に、後者の組織の調和を重視する企業はあまりオススメ出来ません。

 

このような企業はややもすると頭の固い人間が多く、「福祉から一般企業への転職・・・どうして?」という発想になる可能性が高く、加えてこの偏見を取り払うことが非常に難しいからです。

 

具体的な例を挙げて説明すると、筆者は大学で心理学を学んでいたのですが、当時は大学院や専門学校に進むことなく、就活をして一般企業に就職をしています。

その活動の中で、組織の調和を重視する企業の面接でよく「心理学部なのになぜITなのか?」や、「心理学部なのに何でインフラなの?」という質問をされ、どう答えても全然納得してもらえなかった覚えがあります。

 

なぜこのような質問をされたか?ということですが、当時まだ珍しかった心理学部からの採用をためらってのものであると推察します。

 

組織の調和を重視する企業は、同じ大学、同じ学部、同じ体育会の部活から採用する傾向に実際あり、あまり冒険をしたがりません。

中途採用も同じく、同業かそれに近い業務の経験者を採用することがほとんどで、異業種から雇うということは稀です。

 

ですので、『福祉から一般企業に』という変り種は受け入れられにくいと言わざるをえず、このような理由からお勧め出来ないということです。

 

以上、話が反れましたが、志望する企業がどのような人物像を求めているのか?ということを理解し、それに応じたアピールをすることが重要であるということです!

 

次に、どのような職種で、どの程度の職責として求められているのか?についてですが、

  • 営業職なのか?
  • 総務(人事)なのか?
  • あるいは入社してから職種が決まるのか?

あなたが求められている職種によってアピールすべきポイントが異なります。

 

また、

  • 一職員(プレイヤー)としての採用なのか?
  • あるいはパート社員等を束ねるマネージャーとしての採用なのか

求められる職責でも、同じく訴えるべき事柄が違ってきます。

 

したがって、これらのことをしっかりと把握して、面接の対策をすることが重要であるということです!

 

具体的に申し上げますと、職種については、

  • 営業 ⇒ 高いコミュニケーション能力、主体性
  • 総務・人事 ⇒ 書類や調整業務等の仕事を正確に行う実直さ、ミスの少なさ
  • 入社してから職種が決まる ⇒ ある程度ジェネラリスト(万能)であること

私見ですが、以上のようなポイントが重要ですので、これを念頭にアピールするポイントを用意するといいと考えます!

 

また、職責においては、

  • プレイヤー ⇒ 自身の強みや仕事の実績
  • マネージャー ⇒ 周囲の人間を動かして仕事を成功させた実績について

このように訴求するポイントが異なりますのでしっかりとした準備が必要です!

 

以上、

  1. どのような人物像を求められているのか?
  2. どのような職種で、どの程度の職責として求められているのか?

つまり、志望する企業が、中途採用者に『何を求めているのか』を理解することがとても重要であることをご紹介させて頂きました!

 

③求められているものに対して、自身の経験や成功例を当てはめ、『具体的なイメージ』を持って頂けるようなプレゼンを行うこと

 

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これがいわゆる面接対策となります!

早速具体的にいきましょう!例を挙げて説明致します!!

 

①営業職として求められる場合

先述の通り、高いコミュニケーション能力主体性といった能力を求められます。

例えばあなたが地域の支援者だったとして、『何か地域に問題点を感じ、それを主体的に動き、他者を巻き込みながら解決したような事例』はありませんか?

このような事例は面接の鉄板となると言えるでしょう!!

 

理由は簡単で、営業はこういう「自分で考え動き、他者を巻き込みながら問題解決をする」というちょっと派手なエピソードが好きだからです!

そしてお気付きの通り、コミュニケーション能力と主体性を同時にアピールすることもできており、「営業職として結果を出せる」とうイメージを持って頂けるでしょう!

 

皆様にもこのような事例が必ずあるはずです!是非準備して面接に臨んで下さい!

 

マネージャーとして求められている場合は、自信で考え、人を動かしながら問題解決した事例といった形で応用頂ければ大丈夫です!

 

②総務・人事として求められる場合

派手さよりも実直さやミスの少なさが求められる部署となります!

 

これに対して何をアピールするのか?ですが、我々福祉職は、障害年金介護保険の申請のための書類作成を始めとした、複雑な雑務を日々繰り返しているという高い実績を持っていますのでここをアピールしましょう!

 

そして、福祉のことを全くご存じない一般企業の面接官にこの実績をどうご理解頂き、イメージを頂くか?ということですが、筆者の経験上、介護保険の例を挙げることで解決出来ます!

 

多くの人間がご両親の関係で少なくとも「ややこしい」「大変」ということはご存知だからです!

 

この介護保険の煩雑な書類を始めとし、その他のもっとややこしい事務作業を連日そつなくこなしていることをアピールし、ご理解頂ければ総務や人事の分野でも活躍出来ることをイメージ頂けるはずです!

 

③入社してから職種が決まる場合

ある程度ジェネラリスト(万能)であることをアピールする必要があります!

 

そして我々福祉職は、面談もしますし、書類記入の補助もしますし、請求業務もしますしお金の勘定もします!

 

そう、我々は一般企業のように分業体制が敷かれていないため、そもそも多くの方はジェネラリストなのです!

 

『分業をしておらず、自身だけで業務を完結できること』をアピールしましょう!

 

分業があまりないことは福祉業界の悪さであると筆者は考えていましたが、見方を変えればよい点とも捉えられますね!

 

以上、3点をご紹介させて頂きましたが、これはあくまで1例にすぎませんので、参考にして頂き、皆様のやりやすい方法で転職活動に取り組んで頂けたらと存じます。

 

まとめ

 

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  • 福祉職から一般企業への転職は『3つのポイント』を事前に理解しておけば可能!
  • 福祉職から一般企業に転職を希望している方には2種類の人がいて、片方は転職をおすすめしません!
  • 転職成功のための『3つのポイント』を詳しくご紹介!

 

当記事ではざっくりと以上についてご紹介をさせて頂きました!

 

かなり詳細にご紹介をさせて頂きましたが、お伝えしたかったことは、

 

  1. 自分の転職市場での『価値』を十分に認識し、かつ経験を生かせる企業を志望すること
  2. 志望する企業が、中途採用者に『何を求めているのか』を理解すること
  3. 求められているものに対して、自身の経験や成功例を当てはめ、『具体的なイメージ』を持って頂けるようなプレゼンを行うこと

 

この3点をしっかりと抑え、対策が出来れば福祉から一般企業への転職は十分可能で、要はどのようにアピールするのかという方法論さえ分かれば絶対に転職できるということをここに断言致します!

 

是非参考にして頂き、転職を成功させて下さい!!

 

福祉業界から一般企業に転職し、経験を積んだ上で、願わくばまた福祉に帰ってきて頂けると筆者としてはとても嬉しいです!

 

では!