この記事の内容をざっくりと
職場を辞めたいのに、中々行動に移せない方いらっしゃいませんか?
筆者は精神保健福祉士ですが、残念ながら周りに「職場・会社を辞めたい!」と考えられている方はたくさんおられます。
精神保健福祉士に限らず、社会福祉士や介護福祉士、その他の福祉資格をお持ちの方々の中にも同じように仕事を辞めたい方がおられるでしょう。
しかしながら、そもそも「どうやって辞めたらいいのか?」という手順がよく分からないために行動に移せていない方が多くいらっしゃいます。
このような方のために、当記事では、職場をただ辞めるのではなく、あとぐされなく円満に、かつ円滑に辞めるための方法・注意点についてご紹介させて頂きます!
特に注意点については必見で、筆者の経験に基づいた『福祉の職場を辞める際の4つの注意点』と題して、詳細にご紹介をしていきます!
結論から申し上げますと、
辞める方法
⇒ ご紹介する『6つのプロセス』をこなしていくことが重要です。次項で説明致します。
辞める際の4つの注意点
- 次の職場を見つけてから辞める
- 出来れば3ヶ月前、最低でも2か月前に辞めることを伝える(法律では2週間前)
- 職場に不満があっての退職であっても、それを出さない
- 次の職場の情報を伝えない
この4点となります!こちらは次の次の項でご紹介致します!
職場の円満な辞め方『6つのプロセス』をご紹介
職場を上手に辞める方法は以下の『6つのプロセス』を粛々とこなしていくことに尽きます。
- 退職の大まかな予定を立てる(1年~半年前)
- 転職活動を始める(出来るだけ早く)
- 退職の意思を伝え、退職時期・有給取得の同意を得る(3~2か月前)
- 引継ぎと手続き(2~1か月前)
- 挨拶・有給消化(人によるが2週間前ぐらい)
- 退職
①退職の大まかな予定を立てる(1年~半年前)
『いつ頃辞めるのか?』について具体的にイメージをしましょう。
基本的にいつ辞めようと自由なのですが、職場の都合を考えなければ円満な退職とはなりませんので、辞めても差し支えない時期を見極めることがポイントです。
ただし、あくまで予定であり転職先の都合によって前後します。
"大まかに"イメージし、後で調整していきましょう。
そして、これが決まれば次は転職活動に移っていきます!
②転職活動を始める(出来るだけ早く)
よく、「退職3か月前から転職活動を始めましょう!」といった風な説明を見ることがありますが、うまくいけばいいもののそうならなければ退職時期がずるずると伸びていくだけです。
ですので、退職するイメージが湧いたら、例え思う時期がかなり先であったとしてもすぐに転職活動を始める事をおすすめします!
上述のように辞めやすいタイミングを探る等、職場の都合に合わせるのはもちろん大切ですが、あくまであなたの人生、あなたのために行動しましょう!
思ったより早く転職が決まったならば、上司に「いついつに退職します」ということを誠意を持って伝え、それに合わせてお互いに調整をしていけるよう働きかけましょう。
ただし、例えば「1か月後に辞めます」となると、急すぎて反感を買う可能性があり円満退職が難しくなりますので、転職先と交渉し、最低でも『2か月』の猶予をもらうことをおすすめします。
転職に関して、福祉業界でもやはり大手サイトで探すのが一番です!
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③退職の意思を伝え、退職時期・有給取得の同意を得る(3~2か月前)
まず、直属の上司に口頭で伝えましょう。
タイミングは所属する会社の就業規則によって異なりますが、個人的には後任の人事を考えると3か月前、最低でも2か月前に伝えることをおすすめしています。
話をして、「辞めないで欲しい」と止められることはあるでしょうが、辞められないことはありません。
もしそういう場合は労基署に相談して下さい。必ず辞められます。
そして重要なのが、『有給休暇の消化』です。権利なので必ず取得しましょう!
ただし、職場の都合もありますので取れる範囲で取得しましょう。
本来は全て取れるべきものですが、ここは円満に退職するために、「迷惑がかからない程度に出来るだけ取得する」といった折衷案を探ることが得策でしょう。
④引継ぎと手続き(2~1ヶ月前)
引継ぎ
後任が決まっている場合は、その方に口頭と文書で引き継ぎましょう。
関係各所への挨拶に一緒に赴くことも重要です。
また、後任が今っていない場合は、上司・同僚にこちらも口頭と文書で引き継いでおきましょう。
手続き
退職一ヶ月前を目処に退職願を提出しましょう。
テンプレートが定められていればそれに則り、なければネットで検索し、任意の書式で作成しましょう。
⑤挨拶・有給消化(人によるが2週間前ぐらい)
有給の日数によって時期は異なりますが、有給に入る前日までに関係各所に挨拶を済ませておきましょう。
辞めるとはいえ今後どこかで一緒に仕事をする事があるかもしれませんので、しっかりと挨拶はしておきましょう。
ちょっとしたお菓子なんかを渡すとより丁寧になります。
⑥退職
有給を消化した後、晴れて退職となります。
束の間の休息を味わうとともに、新しい職場での業務に向けてしっかりと準備をしておきましょう。
以上!
このような6つのプロセスを経て円満に退職となる訳ですが、これはあくまで一般的な方法です。
中には、「こんなめんどくさいことできないけど、とにかく仕事を辞めたい!」という方もいらっしゃるでしょう。
このような方には退職代行サービスがおすすめです!
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福祉の職場を円満に辞めるための『4つの注意点』
前項では円満な『辞め方』についてご紹介をさせて頂きました。
さて、ここからは福祉の職場を円満に辞めるための『注意点』として、以下の4点をご紹介していきます!
- 次の職場を見つけてから辞めましょう
- 出来れば3ヶ月前、最低でも2か月前に辞めることを伝える(法律では2週間前)
- 職場に不満があっての退職であっても、それを出さない
- 次の職場を伝えない方がいい場合もある
①次の職場を見つけてから辞めましょう
まず仕事を辞めてから転職活動をされる方がいらっしゃいますが、はっきり申し上げておすすめできません。
なぜかと言うと、無職であると「多少給料が安くても仕事欲しさに飛びつくだろう」と相手の企業に条件面で足元を見られるからです。
これに対して仕事に就いたまま転職活動をしていたとしたら、「この人はぜひうちに欲しいが、高い条件を出さないと今の職場から引き抜けない」という真逆の発想となり、高く買われることとなります。
したがって、仕事を辞めてからの転職活動では自分を安売りすることになりますので、出来れば転職先を見つけてから辞めることをおすすめ致します!
②出来れば3ヶ月前、最低でも2か月前に辞めることを伝える(※法律では2週間前)
多くの退職に関する情報で、「2か月前に退職の意志を伝える」ことが推奨されています。
しかしこの2か月前というのはあくまで新規採用や人事異動を通じて、代役を安定して準備が出来る、いわゆる『そこそこの企業』での話であり、福祉の職場にそのまま当てはめられるかというと微妙です・・・
とはいえ、職場に辞めることを早く伝えないといけないからといって、転職先に「半年後から働きます!」という訳にはいきません笑
さすがにそこまで待ってはもらえませんので・・・
このようなことから、間をとった『3か月前』に退職の意思を伝えるのが福祉の職場では妥当であると筆者は考えています。
2か月間での新規採用や人事異動のための調整が難しくとも、90日あればさすがに何とかなります!
ただ、あくまで転職先の配慮があっての話なので、3か月が難しければ2か月でも仕方ないと思いますし、2か月前であれば職場の心象はそれ程悪くはならないでしょう。
そして2か月前が円満に辞めるための限度かなと思いますのでご注意下さい!
※参考までに、どうしても耐えられず今すぐ辞めたいという方は、退職の意志を伝えた2週間後に職場を辞めることが出来るという旨が民法に明記されていますので、特殊な契約でなければ最短2週間で辞めることが出来ます!
ただ、かなり勇気がいりますので、これこそ退職代行を使うのが得策だと思います!
③職場に不満があっての退職であっても、それを出さない
結論から申し上げますと、福祉や医療職の世界は狭く、職場に唾を吐いて辞めると、それが正しかろうが間違っていようが、必ずしっぺ返しを喰らうことになります。
気持ちは分かりますが、『立つ鳥跡を濁さず』です。
円満に辞めるに越したことはありません。
繰り返しとなりますが福祉の世界は狭いです。
あなたが円満に辞めることが出来なかったとしたら、あることないこと噂され、それが新たな職場まで届き足枷となることが十分に有り得ます。
というよりそんな場面を何度か見ています。
福祉業界には『ねちっこい』人が多いように感じます・・・
私の周りだけでしょうか?(笑)
さておき、心機一転スタートをきるためには、いくらクソみたいな職場であってもそこをぐっと堪え、最後は円満に辞めるようにしましょう。
ここは要注意です!!
④次の職場の情報は伝えない方がいい
端的に申し上げますと、元の職場が転職先に「引き抜きをされた!」等とクレームを入れたり、嫌がらせをすることがあるため、特別な事情を除いて、転職先の情報はなるべく伝えない方が安全です。
極端な例ですが、優秀なAさんがパナソニックを辞めて東芝に行くことを大々的に伝えたとしたら、パナソニックは「東芝コノヤロウ!!」となりますよね。
同じく、仕事の出来るBさんがC病院から近くにある商売敵のD病院に転職するとなれば「D病院バカヤロウ!」となります。
そして、後者の方が 規模が小さい分人材流出のダメージが大きいためその憎しみは大きく、また、世界が狭いために直接のクレームや嫌がらせが実際に起こってしまうという訳です。
こんなことがあると、新しい職場に迷惑をかけてしまいますし、③と同様にあなたがマイナスからのスタートをきることになってしまいかねません。
このような理由から、元の職場に転職先の情報は伝えない方が安全でしょう。
全てが全てこうなる訳ではありませんが、リスクを考えると避けた方がベターです。
まとめ
当記事では、
職場の円満で円滑な辞める方法として『6つのプロセス』
- 退職の大まかな予定を立てる(1年~半年前)
- 転職活動を始める(出来だけ早く)
- 退職の意思を伝え、退職時期・有給取得の同意を得る(3~2か月前)
- 引継ぎと手続き(2~1か月前)
- 挨拶・有給消化(人によるが2週間前ぐらい)
- 退職
また、福祉の職場を円満に辞めるための『4つの注意点』
- 次の職場を見つけてから辞める
- 出来れば3ヶ月前、最低でも2か月前に辞めることを伝える(法律では2週間前)
- 職場に不満があっての退職であっても、それを出さない
- 次の職場の情報を伝えない
これらについてそれぞれご紹介させて頂きました!
今の職場を辞めて転職したいけどその方法が分からず二の足を踏んでいるような方!
是非当記事を参考にしてあなたの希望を実現させましょう!
また、職場を辞めたいけど、上司と話したくないとか、手続きが面倒だという人は退職代行を使いましょう! 退職代行サービスのNEXT
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それでは!