大企業を辞めて精神保健福祉士になりました。

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社長表彰までされた大きな会社を10年の節目で辞めて精神保健福祉士になりました。『細く長く働く』がモットーです。

諦めないで!どんな新人でも育てられるたった一つの『公式』をご紹介!

 この記事の内容をざっくりと

  

  • どんな新人でも育てられる『公式』を見つけました!
  •  本で読んだ傾聴方法をそのまま実践し、利用者家族を激怒させた新人支援者のお話
  • 新人は大きく『何となくでは出来ない新人』と『何となく出来ちゃう新人』の2種類に分類が出来る
  • それぞれの育成方法の『公式』を用いれば、新人は必ず育ちます!

 

どんな新人でも育てられる『公式』

 

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 年度初めに着任し、

先輩との同行等諸々のOJTを経て、秋頃から担当を持つ。

 
比較的余裕のある施設ではこのような新人教育のプロセスを採用しているところが多いのではないでしょうか?

 
多くの新人は初担当をする際、

やる気に満ち溢れていると同時に、大変緊張しています。

 

そのような中、
最初からうまく出来る人もいれば、出来ない人もいて、

それに得意げになったり凹んだり・・・

 

これを見るのが前職時代もそうですし、精神保健福祉士となった現在も、

秋の風物詩となっております。

 

 そして今になって振り返ってみると、

最初から出来るか否かということは、後々の仕事が出来るか否かとは全く相関しないということが確実に言えます。

 

偉そうに言えた立場ではありませんが、

最初から出来てもそこから伸びずいまいちな人もいれば、

最初全然でも、いつのまにか代えのきかない人材になっていたりと、

人それぞれ色々なパターンがあります。

 

そして、今年『とんでもない新人』と出会い、ここで馬鹿みたいに苦労したことにより、

これまで出会った『ちょうど30人の新人』のことを整理して、『育った新人はどういう過程を歩んでいたか』

を考察した結果、

新人を育てるためのとある『公式』にたどり着いたためこれにつてご紹介させて頂こうと思います!

 

その前提として、まずは皆様も気になっているはずの、

『とんでもない新人』のご紹介を次項でさせて頂きたいと思います!

 

とんでもない新人・・・

 

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先日ツイートもしたのですが、 

 

『傾聴の仕方』を本で勉強し、

 

「う〜ん、うん、う〜んうんうん・・・」

 

と、

恐らく本で読んだまま実践したのか?

初めて担当した利用者さんの御家族に「馬鹿にしてるのか!」と激怒されてしまった新人のお話です・・・

 

事が起きるまでにも、

例えば電話対応の場面で、傍から聞いていてもイライラする程の極端な『ペーシング』を披露したり、

申し送りの場面で、普通は10秒で済むことを5分かけて1~10まで説明したり、

自分のことはそっちのけで利用者さんの間食について異常に厳しく注意したりと、

 

融通の利かなさであったり、勉強した技法を疑いなくそのまま用いる傾向が見え、

「あっ、相当やばいかも・・・」というとてつもなく嫌な感覚はありました。

 

しかしながら、やる気が凄まじくあったために、従来通り秋頃から初担当を持って頂くことになりましたが、とてつもなく嫌な感覚はやはり当たりあえなく撃沈・・・

 過程はどうあれ利用さんに不利益を被らせてしまう結果となりました・・・


失敗の原因を整理すると、

 

言葉は悪いですが、

これまでは『支援者と利用者』というある種の上下関係があったからこそ、融通の利かなさや拙い面談が許されてきましたが、

今般対象となった利用者さんのご家族が比較的社会的地位の高い方であったために、

融通の利かなさが簡単に見破られてしまったことに加え、

本で学んだ技法という付け焼刃を初めてのクライアントに疑いもなく繰り出す感覚の鈍さにより激怒させてしまったということなんだろうと思います。

(辛辣ですみません・・・でも、社会的地位のある年上の方に対して「うんうんうーん」なんて相槌普通打たないですよね・・・本当にとんでもない話です・・・)

 

  • 融通の利かなさ
  • 勉強した面談技法をそのまま使っちゃう感覚

 

いずれも、いわゆる『ニュアンス』的な要素であり、

当初は失敗した新人にこのニュアンス的な部分をどう伝えるかについてを考え続けていましたが、そもそもこれが間違いであったのです!

 

なぜ間違いなのか?どういうことかを次項よりご紹介していきます!

 

新人は大きく2種類に分類できる!

 

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さて、上述の『とんでもない新人』にニュアンスを伝えることがなぜ間違いなのか?ということについてですが、

 

この新人にも出来ることはたくさんあり、これと先述の様なうまく出来ないことの比較をすると、

前者はニュアンス的な要素がほぼないことに対し、後者はニュアンス的な要素が満載でした。

 

言い換えれば、

「何となく」がない1~10まで明確な仕事と、

「何となく」が多い、ニュアンス対応必須の曖昧さのある仕事であるということです。

 

そしてもっと言うならば、前者の要素に関しては、この『とんでもない新人』は、いわゆる『最初からよく出来る新人』より実は優秀です!

そして逆も然りで、曖昧さのある仕事に関しては『最初からよく出来る新人』の方が比べようもないぐらい優れています!

これはこれまで筆者が接してきた30人の新人全てに当てはまると言っても過言ではないですし、

新人は大きく上の2種類に分けられると確信しております。

 

そしてより分かりやすく整理をすると、

『とんでもない新人』は『何となくでは出来ない新人』で、

『最初からよく出来る新人』は『何となく出来ちゃう新人』と言い換えられます!

 

それぞれの育て方としては、

「何となく」要素をなくしてあげれば『何となくでは出来ない新人』でもこなすことができ、

逆に『何となく出来ちゃう新人』には、仕事を1~10まで明確にせずに、あえて「何となく」要素を残すことが重要なのです。

 

次項より公式を述べていきます!

 

どんな新人でも育てられるたった一つの『公式』

 

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先程の項では、

  1. 『何となくでは出来ない新人』
  2. 『何となく出来ちゃう新人』

これらに大きく分けられることをご紹介しました!

そして、肝心な育て方の公式はそれぞれ、

 

  1. 報連相をこまめにし、プロセスごとに一緒に考え成功事例を積み上げていくこと。つまり『何となくをなくす』方法
  2. 最初に成功イメージを伝えてそのプロセスは問わず、最後に結果を一緒に振り返り評価をすること。つまり『何となくを残す』方法

 

これまでに関わってきた30人の新人の中で育った人材は、無意識のうちにこれが出来ていました!

そして、前述の『とんでもない新人』に、初めて意識をして1の『何となくをなくす』方法を試し、早速成果が出てきています。

 

具体的には、

例えば利用者さんの両親との面談があるとして、その前に、まず目的を尋ねます。

それに対して「両親の障害理解が弱いためそこを何とかしたい」という答えが返ってきたとすると、「具体的にどうするのか?」と尋ねます。

「いや、ストレートに言おうかと・・・」と曖昧な返答が返ってきたならば、

「関係がまだ浅いからストレートに言わず、まず今日は障害に対するご意見を聞いてみよう。そしてそれをもとに次回どう伝えるかを考えよう」

という風に曖昧さをなくして具体的な助言をするようにしています。

 

こうすることで、大きな失敗はありませんし、成功体験が積み重なり、ゆっくりですが確実に1人でもこなせる仕事が増えてきています!

 

 その逆に、『何となく出来ちゃう新人』はこれまでの経験上、結果をきっちり振り返ることが出来れば自分のやり方でアジャストしていき、1人前になっていきます。

ただし、結果を一緒に振り返らなければ、さすがに新人1人では自身の仕事の正確な良し悪しは評価できませんので、ここは必須です!

 

嘘のようですが、これらの単純な公式で、どんな新人でも育ちます!

現に、『とんでもない新人』にも誰の目にも明らかな成長が見てとれます!!

 

【まとめ】どんな新人でも育てられるたった一つの『公式』をご紹介!

 

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当記事では、

 

  •  本で読んだ傾聴方法をそのまま実践し、利用者家族を激怒させた新人のお話
  • 新人は大きく『何となくでは出来ない新人』と『何となく出来ちゃう新人』の2種類に分けられること
  • それぞれの育成方法の『公式』を用いれば新人は必ず育つこと

 

大きくこれらについてご紹介をさせて頂きました!

 

皆様におかれましては、これからも色々な新人と出会うことでしょう!

出来のいい人もいれば悪い人もいる・・・

時には「何を言っても無駄だ!」と諦めたくなる人材もいるでしょう!

 

しかし、諦めたらそこで試合終了です!

万策尽きたならば是非当記事でご紹介した公式を活用してみてください!

 

きっとお役に立てると思います!!

 

では!

 

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