【必見】『やりすぎ支援』はやめましょう!”してはいけない2つの理由”を徹底解説
この記事の内容をざっくりと
- 『やりすぎ支援』はダメです!
- 『やりすぎ支援者』はそのことを中々分かってくれませんので、論理的な助言が必要です!
- 『やりすぎ支援』がダメな理由は、「エンパワメントが損なわれるから」
「再現性がないから」という2点です!
やりすぎ支援
支援者として日々従事をする皆様の周りに、
「あそこまでやらなくてもいいのに・・・」
「あれでは逆効果だ・・・」
と思ってしまうような、必要以上に利用者さんに構ったり、手厚くし過ぎたり、
あまつさえ 「身の回りの事は全てやってあげる!」
それぐらいの気構えでいる、"やりすぎ支援者"さんはいませんか?
このような方が行う、
いわゆる『やりすぎ支援』が当記事のテーマです。
"やりすぎ支援者"は『やりすぎる』が故に利用者さんに重宝され、ご自身も気分よくそれをされていることが多いですが、
はっきり言って最悪です!
今すぐ是正が必要です!
それはなぜか?
これについて当記事で述べていきたいと思います!
やりすぎ支援はなぜダメなのか?
皆様も、周りの"やりすぎ支援者"の方に、
「やりすぎたら相手のためにならないよ」
といった助言をされたことがあると思います。
しかし、中々その旨を理解してもらえずにやりすぎ支援をやめてもらえないのが実情なのではないでしょうか?
そもそも悪気があってしている訳ではありませんので、中々分かってもらえないのは無理もありません。
であれば、より論理的に説明が必要であり、
『やりすぎ支援が"なぜダメなのか?"』
ということをしっかりと説明し、それをクリアに理解して頂く必要があります!
そして、この『やりすぎ支援は"なぜダメなのか?"』ですが、
筆者が考える理由は2点あって、
- エンパワメントが損なわれるから
- 再現性がないから
以上のことを論理的に説明し、"やりすぎ支援者"に理解して頂く必要があると考えています。
ではこの2点について、順に解説をしていきます!
『エンパワメント』が損なわれるから
皆様におかれましては釈迦に説法になることと思いますが、
再度『エンパワメント』について確認をさせて下さい!
障害福祉におけるエンパワメントとは、
「障害者を保護すべき対象として扱うことが自立を妨げる社会的抑圧となり、結果、能力があるにも関わらず人間としての生き方が保障されない状況に陥っているのではないか」
という問題提起から生まれた考え方です。
つまり、
- 自立した生活をするための力を養うこと
- 持っている能力を最大限発揮できるようにすること
このような意味合いであると私は教わってきました。
我々支援者が利用者さんと直に接するのは、その生活の"ごく一部"でしかありません。
言い換えますと、利用者さんは否が応でも、生活の内のほとんどを1人でこなさなければならないのです。
このようなことから、
- 自立した生活をするための力を養うこと
- 持っている能力を最大限発揮できるようにすること
先程申し上げたこの2点、つまり『エンパワメントが』非常に重要であり、
このチャンスを奪う『やりすぎ支援』は、広い視点で物事を見ると、明らかに利用者さんのためにならないということが言えるでしょう。
仕事は顧客のためにするものです。
自分のためにするものではありません。
その場で感謝されることよりも、利用者さんのためになっているのか?ということを常に考えて支援をしていかなければならないのです。
再現性がないから
支援を行う上で、再現性のないものは支援ではないと筆者は考えています。
では、 再現性のある支援とは?端的に説明すると、
『誰がやっても同じ成果を残すことができる支援、
または方法論』
であると筆者は捉えております。
そして、『やりすぎ支援』は再現性がないからダメであると先に論じましたが、
なぜ再現性がないといけないのか?
それは、支援という仕事は、利用者さんの一生を支える仕事であるからです!
利用者さんの人生にずっと寄り添える人間なんてほとんどいません。
つまり、近い将来に、『自分ではない誰か』に引き継ぐことの出来る、
『誰にでもこなせる』支援を行わなければいけないのではないでしょうか?
例を用いて説明をしていきます。
例えば男性利用者さんが担当交代をきっかけに以下のことを言ったとします。
「Aさん(♂)は生活のことから趣味や遊びのことまで何でも一緒にやってくれたのに、後任のBさん(♀)はAさんと比べて全然何もしてくれません!!Aさんは僕にとって最高の支援者でした・・・Bさんの支援はもういりません!」
やりすぎ支援の最たる例です。
利用者さんにとってAさんは確かに"いい"支援者だったのでしょう・・・
では、果たしてこれはいい支援だったのでしょうか?
考えるまでもなく「NO」です!
はっきりと言ってAさんは自己満足の域を出ないレベルの低い仕事をしたと言えるでしょう。
何でもしてあげた、つまり『やりすぎた』ばかりに"何でもしてもらえるんだ"という半ば勘違いを抱かせてしまった・・・
加えて、エンパワメントも明らかに損なわれてしまっています
そして何よりも、再現性のない支援をした結果、異性であるBさんがまかなうことの出来ない支援内容となってしまっており、その結果支援拒否となってしまった・・・
という例です。
Aさんが再現性を意識して支援をしていればこうはならなかったでしょうし、
ましてやこの利用者さんは今後どうなっていくのでしょうか?
考えたくもありませんね・・・
このようなことを念頭に踏まえ、繰り返しとはなりますが、
支援を行うに当たって、
その場で感謝されることよりも、利用者さんのためになっているのか?ということを常に考えて支援をしていかなければならないのです。
そして、支援という仕事の特性上、
近い将来、『自分ではない誰か』に引き継ぐことの出来る、誰にでもこなせる再現性のある支援を行わなければなりません。
以上のことより、再現性のない支援はよくないということがご理解頂けたとともに、
やりすぎ支援がダメな理由についても併せてご認識を頂けたかと思います。
【まとめ】『やりすぎ支援』はやめましょう!"してはいけない2つの理由"
当記事では、
- 『やりすぎ支援』はダメです!
- 『やりすぎ支援者』はそのことを中々分かってくれませんので、論理的な助言が必要です!
- 『やりすぎ支援』がダメな理由は、「エンパワメントが損なわれるから」
「再現性がないから」という2点です!
ざっくりと以上のことについてご紹介をさせて頂きました!
『やりすぎ支援』は間違いなく利用者さんのためになりません。
そして、それをしてしまう支援者さんの多くは悪気はなく、良かれと思ってそれをしています。
ですので、しっかりと論理的に「なぜダメなのか?」ということを説明し、ご理解いただく必要があるということです。
少しでも当記事で皆様のお役に立てましたなら幸いです!
では!
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【必見】利用者さんと『秒で仲良くなる』ための"たった2つの方法"
この記事の内容をざっくりと
- 支援を円滑にするために利用者さんと中が良いにこしたことはありません!
- 利用者さんと仲良くなるには『共通性を示すこと』『ふさわしさを示すこと』の2つの方法があります!
利用者さんと仲良くなるには?
いきなりタイトルと反しますが、いわゆる『いい支援』が利用者さんと支援者との仲の良さに相関することはないと思います。
例え仲が悪かろうが、客観的に見て素晴らしい関係性を築いているコンビはたくさんいます。
ただ、仲が良いにこしたことはないということは間違いないでしょう!
様々な場面で受け入れのいい方が、明らかに物事が円滑に進みます!
このようなことから当記事では、
精神保健福祉士・支援者が従事する対人援助において重要となる、
利用者さんとの『関係構築』について、
営業の方法論を交えた筆者の実践をご紹介致します。
ずばり重要なのは、
- 共通性を示すこと
- ふさわしさを示すこと
この2つのスキルです!
何だか難しそうな響きですが、方法論を理解することにより明日からどなたでも実践が出来ます!
ぜひ最後までお付き合い下さい!
共通性を示すとは?
文字通り、相手と自身との共通性を見つけ、それを表出することです!
代表的なものは出身地(地元)です!
- 「〇〇さんあそこの高校出身なんだ!私はあそこです!」
- 「〇〇屋のたこ焼き美味しいですよね~」
このような感じで、一番とっつきやすいのは間違いなく出身地でしょう!
その他にも、取り組んでいたスポーツや趣味、好きな芸能人等々・・・
相手との共通点を見つけてそれを話題にするだけで、
『仲良くなるための入り口』は簡単に開きます!
自分に置き換えて考えてみてください!
例えば、好きなジャニーズのタレントが同じであったとしたら、それだけで距離は相当縮まりますよね?笑
このように、相手と自信との共通点を探り、それを表明するだけで、
関係構築の入り口が開くどころかかなり距離が縮まるのです!
嘘だと思うなら一度試してみてください!
効果を嫌というほど実感できると思います!
ふさわしさを示すとは?
分かりやすく言い換えると、
相手に、
「この人の支援を自分の時間を割いてでも受ける価値がある!」
と、こう思わせることを『ふさわしさを示す』という言葉の意味合いであるとご認識下さい!
私は、うまくいかない支援の大半を、利用者さんが我々支援者の仕事に価値を見出していない、つまり『聞く耳』を持っていないことが原因であると考えています!
この『聞く耳』がなければ、どれだけ素晴らしい提案をしたとしても相手に響くことはありません。
なぜなら聞いていませんので・・・
そしてお察しの通り、
この聞く耳を持たせるために『ふさわしさを示す』訳なのですが、
その方法は、
- 身なりをきっちりすること
- 相手の期待を少し上回る対応をすること
この2点だけです!
身なりをきっちりすること
例えば、自身が生命保険に入るとして、その担当者が金髪よりも黒髪の方が信用できるでしょうし、長髪よりも短髪の方が信用できるでしょう!
これは9割9分層であると思います!
つまり何が言いたいかというと、
『人は見かけ通り』であるということです!
例え職場で何も言われなかったとしても、身なりは最低限きっちりとしましょう!
そうしなければ利用者さんはあなたに価値を見出してくれません。
相手の期待を少し上回ること
これはどういうことかというと?
こちらの記事でもご紹介した通り、
相手の期待を少し上回る『プラスワンの仕事』により、嫌らしくない程度に「おっ!」と、自然な感動を生むことができ、これによって相手との信頼関係が増すことによって支援に対する『聞く耳』を持って頂くことが出来るという、
こういった方法論のことを言っています!
相手の期待をマイナス1でも下回れば信頼関係が損なわれます・・・
逆に、相手の期待をプラス100、大きく上回ると相手が恐縮してしまい信頼関係の構築とはなりません。
このような観点から『プラスワン』が重要なのです!
例えば、利用者さんから「自身の服用している薬のことを知りたい!」と依頼をされたならば、その薬のことはもちろんのこと、同じ薬効の、いわゆる同系統の薬のことも調べておき、必要であれば比較しながら説明をする・・・
このような相手の期待を少し上回る仕事をすることにより、利用者さんがに自然な感動を覚えて頂き、更なる信頼関係が構築されます!
これが『プラスワン』です!
初対面でも、情報を調べておき、「A作業所に週3回2年間通われているのですね!」といった気の利いた話題を振ることでちょっとした感動を生むことが出来ます!
「初対面なのに基本的なことは知ってくれてるんだ!」と相手の期待を少し上回るからです!
このように、相手の期待を少し上回る『プラスワン』によって、相手との信頼関係が増し、支援に対する『聞く耳』を持って頂くことができます!
是非、実践して頂きたいです!
【まとめ】利用者さんと『秒で仲良くなる』ための"たった2つの方法"
ずばり重要なのは、
- 共通性を示すこと
- ふさわしさを示すこと
この2つです!
嘘のようですが、是非試してみてください!
簡単ですが、これ程効果のある関係構築の方法論は他にはありません!!
お役に立てましたなら幸いです!
では!
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【体験談】夜間1年で精神保健福祉士になろう!卒業生が語る専門学校のあれこれ!
この記事の内容をざっくりと
- これから「精神保健福祉士資格を取得しよう」と考えているあなたに!
- 学校選びの話
- 専門学校の入学試験の話
- 専門学校入学前の話~入る前から充実している~
- 【超必見】気になる学校生活の話
- まとめ~夜間1年の専門学校がおすすめです~
これから「精神保健福祉士資格を取得しよう」と考えているあなたに!
以前も記事でお話したことがありますが、
私は思うところあり10年勤めた一般企業を辞めて、学校に通いなおし精神保健福祉士資格を取得した経緯があります。
1年間、日中は福祉施設でバイトをしながら夜間専門学校に通い、日々勉学に励んでいました。
そして、このことに関して色々なところで
「記事を読んで、これから学校に通って精神保健福祉士になろうと思います」
といった旨のコメントを頂くことがあり、いつも大変嬉しく思っております。
未だ超ニッチなこの資格を取得したいと思って頂けるだけでもありがたいのに、それに加えて私がその一助を担えたというのであれば、これ程嬉しいことはありません!!
さて、当記事では、「これから専門学校に入って精神保健福祉士になりたい!」と考えられている大学4回生や社会人の方向けに、筆者が『夜間1年コースの専門学校で精神保健福祉士資格を取得した経験』についてご紹介したいと思います!
学校選びの話
学校選びにおいて自分の中にあった絶対的な条件としては、
- 最短で資格を取れること
- 学費が安いこと
- 楽しそうであること
優先順にこの3点を念頭に入れて選択をしました。
候補としては最終的に4校ぐらいでしたでしょうか?少し寂しいですね・・・
さておき、ここから選んだ訳なのですが、まず、昼間3年コースが即却下となりました。
最も楽しそうでしたが、他の条件に全く当てはまりませんので・・・
本当に楽しそうでしたが断腸の思いで除外しました。
(今になってよくよく考えると、大学卒業して10年も経っているおっさんが通う学校ではないなと(笑) 周りはほぼ高校卒業してすぐ入学する方ばかりですので・・・社会人向きではなさそうです)
そして次に某有名グループの昼間1年コースが除外となりました。
楽しそうでしかも最短で資格取得が可能と、中々にいい感じでしたが、後述の2校と比べていかんせん学費が高額であったため脱落となりました。
教育訓練給付制度で学費が最大6~7割返ってくるにしても高いなと・・・
やはり大手だけに強気の価格設定でした。
そして、最後に残ったのが、
・通信1年
・夜間1年
の2つです!
両方最短で資格取得が出来ますし、前者の方が安いものの、ともに許容範囲内の学費でした。
結果的に後者を選ぶことにしたのですが、
この理由は『どちらが楽しそうか?』で考えた時にそちらに軍配が上がったからです。
はっきり申し上げて明らかに通信1年の方が効率的ですが、スクーリングがたまにあるとはいえ、やはり通信ということで『学校』や『キャンパス』といった感じがしない点に寂しさを感じました。
今思えば、自分の中の条件として『楽しい』という要素が外せなかった理由は、「どうせならもう1回キャンパスライフ謳歌したい!」という淡い憧れのようなものがどこかにあったからであると思います。
結果的に謳歌とまではいきませんでしたが、クラスメイトと切磋琢磨しながら学べたことは本当に良かったです!
というよりも仲間がいなければ続けられたかどうか・・・
今でも交流のある方もおり、私にとって文字通りかけがえのない1年となりました!
ですので、これから学校選びをする皆様には、
効率面では通信が確かに優れているのですが、学び舎に通いながら学ぶことの素晴らしさを強調した上で、強くおすすめしたいと思います!
専門学校の入学試験の話
結論から申し上げますと、悲しいながら募集の定員を超えることは考えにくく、落とす試験ではないのでそれ程構える必要はありません。
私が受験した際は、事前課題の小論文を提出した上で、クレペリン検査(ひたすら計算するやつ)と面接だけでした。
面接でも志望動機と自分の強みだけ用意していけばいいでしょう。
繰り返しになりますが落とす試験ではないのでそれ程構える必要はありません。
専門学校入学前の話~入る前から充実している~
プレ授業とアルバイトを募集している福祉施設が集った説明会がありました。
プレ授業
入学が決まった方との交流会で、計4回ありました。
今流行りの他己紹介から始まり、ノーマライゼーションについての講義を受けたり、グループワークをしたり、最後は1学年上の卒業生との座談会があり、色々な話を聞くことが出来て有意義な時間でした。
何よりもその時点で男何人かで飲みに行くぐらい距離が縮まりましたので、これによって学校生活への不安がかなり軽減されたような気がします。
福祉施設の説明会
アルバイト募集に関する説明会です。
私はここでバイト先を見つけて1年お世話になりましたし、その結果座学だけでなく現場でたくさんのことを学ぶことが出来ました。
ただ、学校で説明会をする手前、『学業優先』をどこの施設も謳っております。
が、ウソとまでは言わないまでも完全に戦力として考えている施設もありますので、「勉強したいので休ませてください・・・」と言ってもそれが通るとは限りません。
現に私も何とか頼み込んで年明けから1ヶ月だけ休みを貰いましたが、それまではバイト先の強い要望があり週5フルで働いていました。
だからといって後悔はありません。
現場で経験できたことは今になっても生かされていますから。
しかしながら、国試に受かったから良かったものの、あくまで学生なので、学業優先の担保がしっかりと得られる施設で働いた方が何かと安心ではあると思います。
【超必見】気になる学校生活の話
夜間1年ということで休みは日曜のみとなり中々ハードですが、志さえあれば何とか乗り越えられるでしょう。
また、資格取得要件として福祉施設・医療機関でそれぞれ100時間程の実習が課されます。
施設によっては非常に厳しい指導をされるところがあるため、実習先の選択は講師とよく相談して決めるべきです。
以下より項目ごとに詳細を述べていきます!
クラスメイト
全員で30人強、男女比は半々ぐらいでしたが、夜間ということもあり、それはまぁ色んな人がいました!
大学卒業したばかりの方もいれば現職の福祉施設で働いている方もいましたし、当事者の方もいらっしゃいました。
普通の学校と同じように仲良くなる人、そうでない人がいましたが、色々な個性と触れ合えたことはとてもいい勉強となりました!
これは昼間のコースでは味わえない経験であると思います!
授業
・平日は18時から90分2コマ
・土曜日はお昼から90分4コマ
と中々ハードでした。
真面目に受けていてもいつの間にか夢の世界にいざなわれていることも多々ありましたね笑
そして、授業の種類がとにかく多く、座学から演習、そして施設に訪問する課外授業等、様々な学びの機会がありました。
(中にはイマイチな授業もありました)
また、年末ぐらいから徹底的に国家試験対策が始まり、そこからは国家試験1色となります。
それまでとは一転して、かなり教室が殺伐とした空気になったことを今でもはっきりと覚えています。
国試対策については下の記事をご参照下さい!
仕事・アルバイト
実際に福祉施設で働きながら学べるのも夜間コースの特権であると考えます。
昼間のコースでは当然ながらこれは叶いません。
クラスメイトの中には、先述の通り福祉施設でフルに働きながら通われている方もいましたし、私もバイト先の強い要望で月~金までみっちり9時~17時で働いていました。
ただ全体を見れば、週3ぐらいの頻度で福祉施設で働かれているクラスメイトが多いのかなという印象です。
週5働きながら毎日学校に通い、休みは日曜のみでも大丈夫ではあるのですが、体力的に中々しんどかったので、金銭的な問題やバイト先の事情がなければ週3ぐらいがちょうどいいのかなと思います。
バイト先は作業所から地域活動支援センター、相談支援事業所と幅広くあるため、ご自身が目指される分野や学びたい事柄を勘案して選ぶのがいいと思います。
ちなみに私はB型作業所でバイトをしており、出勤最終日に利用者さんと別れるのが辛く、涙した思い出があります。
実習
先述のように実習先の施設によって非常に厳しいところがあり、私のクラスメイトもそれに耐えられず何人か脱落をしました・・・
かくいう私も、福祉施設に関してはろくに確認もせず決めたため、結果的に以前何人か学生がリタイアしたことのある『いわく付き』の施設で実習を受けることになりました。
やはり実習担当者が変わっていたのですが、質問に質問で返し続けられ嫌気がさしたということと、「自己覚知」という名の人格否定のようなこともあったので精神的にキツかった覚えがあります。
こんな施設でも付き合いのために実習生を送らなければならない事情があるのでしょうが、現にリタイアをする学生もいるので、出来れば除外して欲しいものです・・・
前途ある学生を潰すような施設はいかなる理由があっても認められないと私は思います。
そしてこの経験を生かし、医療機関の実習先は講師とよく相談をして決めたため、適度に厳しくて楽しい、程よいストレスを受けながら経験を積むことが出来ました。
これらのことを踏まえ、実習先は適当に決めず、講師と相談しながらよく吟味して決めることをおすすめします!
プライベート
先述のように休みは日曜だけであるため、企業に勤めていた時と同じとまではいきませんが、充実させられるかと言えば、やはり『勉強メインの1年』に実質なるのかなと思います。
まあ最低限授業に出席をし、出来る限り休んでプライベートを充実させる方もいらっしゃるのですが、個人的には学費を払ったからには授業で学んだ方がいいということと、休めば休んだ分国家試験前に不安になるということだけ申し上げておきます。
とはいえ筆者も時折休むことはありました笑
ただ、確かに忙しかったのですが、授業が終わった後にたまにクラスメイト達と飲みに行き、ああでもないこうでもないと精神保健福祉や授業、その他様々なことについて語ることで、私は十分満ち足りていましたし、毎日とても楽しかったです!
様々なバックグラウンドを持った人間と酒を酌み交わす・・・
夜間コースならではの味わいですね!
まとめ~夜間1年の専門学校がおすすめです~
読んで頂いた皆様お分かりのように、夜間1年コースは中々にハードですが、
- 最短で資格を取れて
- 学費が安くて
- おまけに楽しい
と三拍子揃っており、特に大学既卒の方や社会人の方にとって、資格取得する上でのバランスが良くとてもおすすめです!
加えて、クラスメイトの個性や福祉施設でバイトしながら通学が出来る等、昼間コースでは経験出来ない夜間コースならではの良さもあります。
これから精神保健福祉士を目指される皆様!
- 働きながら資格を取得
- 社会人を辞めて心機一転資格を取得
- 周囲が就職する中、大学卒業して再度進学して資格を取得
いずれにおいても、中々にハードルが高い決断であると思います。
お金もかかりますし、1年間をほぼこれだけに費やすことになりますし、そもそも将来の保証なんてありませんし・・・
筆者も実際決断するまで相当悩みました。
ですが、『精神保健福祉士になりたい!』という強い思いをお持ちなのでしたら、是非勇気をだしてこの世界に飛び込んで来て欲しいと思います!
筆者は、夜間1年コースの専門学校で精神保健福祉士となり就職をし、現在とても充実した毎日を送っています!
そして、繰り返しとなりますが、精神保健福祉士を取得するなら、特に大学既卒の方や社会人の方は夜間1年のコース、通信ではなく専門学校に通学して学ぶことを経験よりおすすめ致します!
お役に立てましたら幸いです!
では!
【必見】『やりがい奴隷』になるな!筆者が提案する福祉業界の新しい評価制度
この記事の内容をざっくりと
- 福祉業界の評価制度はダメです!制度がないに等しいほどひどいです!
- これに甘んじて『やりがい奴隷』になってはいけません!
- 一般企業の評価制度について、客観的で、福祉業界とは大違いです!
- この制度を福祉業界に応用する方法をご紹介!
福祉業界の評価制度はダメだ!
本当に福祉業界の評価制度はダメです!
言いきります!
しかも、ただ在籍が長いという『だけ』で、控えめに言って仕事が得意でない人であっても職場で最も高給を受け取っており、あまつさえやる気がなくて周囲に迷惑をかけているような状況でもそれを貰い続けているということが珍しくありません・・・有り得ません・・・
確かに、長く在籍するということは未だ日本では重要な要素とされています。
それは企業の退職金制度を見ても明らかでしょう。
しかしながら一般企業では少なくとも、ただ在籍が長いという『だけ』では高給を貰い続けることは叶いません。
客観的に見て、実績が伴わなければ給与は下がります。
給与は業績の対価として支払われる物です。
業績のいい優秀な人材が高給を受け取るべきです。
当たり前のことだと思いませんか?
この当たり前のことが出来ていないために、福祉業界は優秀な若い人材がモチベーションを保てず次々と離職していくのです!
業界にとってこれは大きな損失です!!
『やりがい』『自己成長』
こういったものは適切な給与を受け取るという『前提』があってこその産物です!
この前提がなければただの会社が謳う『綺麗事』で、これに気が付かないと
『やりがい奴隷』として搾取されてしまいます。
絶対に『やりがい奴隷』に甘んじてはいけません!
適切な対価を受け取るべく戦いましょう!
ではどうすれば福祉業界の評価制度は改善するのか?
簡単です!
福祉業界も一般企業と同じ評価制度を設ければいいだけです!
「福祉は評価がしにくい!」
このような声が聞こえてきそうですが、
評価がしにくいからといって、そもそも評価するための『ものさし』さえも存在しないことが問題なのです!
だから在籍年数や管理職の感覚という曖昧なものでしか評価が出来ないのです。
繰り返しとなりますが、これを是正するために、
一般企業で用いられている客観的な評価制度である、
『業績評価』『コンピテンシー評価』を福祉業界でも使えるようにアレンジすればいいだけです!
少なくとも現行の曖昧な評価制度よりましであることは間違いないでしょう!
一般企業の評価制度とは?
では一般企業の評価制度とは何か?
筆者の在籍した企業や、周囲の友人の話を参考にすると、
それぞれに詳細な違いはありますが、大枠では同じで、
『業績評価』と『コンピテンシー評価』との2つで社員の能力を評価し、その結果に応じた給与が支給されているという点はどこも共通しています。
業績評価
査定対象となる期間における業績を評価する制度です。
事前に上司と設定した目標と、実際の業績(売り上げ)とを比較して、その達成度に応じた評価が下されるものです。D~Aといった範囲で格付けされることが多いですね。
これは計数的な評価が出来、客観的であることがメリットですが、業績は運にも左右されるため不公平感があることはデメリットです。
企業のボーナスの査定に用いられることが多く、『成果主義』とも呼ばれています。
コンピテンシー評価
業績を上げるためにとった『行動』を評価する制度です。
結果に至るまでに、スキルを使ってどのように成果を生み出しているか?
つまり『行動特性』という『業績評価』『成果主義』では計れない社員の能力を評価するものです。
人事評価として用いられることが多く、昇進・月給のものさしとされることが多いです。
より具体的に説明をすると、
『高い成果を上げている社員の行動』を評価基準・モデルとし、職務ごとに明確に定義された行動特性(コンピテンシーモデル)をもとに、
- 達成志向性
- 確動性
- 積極性
- チームワーク
- 説明力
といった項目ごとに評価をします。
例えば、課長になるためには積極性の項目において、『自発的に考え、社内で新しいプロジェクトを立ち上げている』といった行動が必要であるとされていると銘記がされているといった形で、とにかくクリアな目標設定がなされています。
このため、
『何を頑張ればいいのか?』『何が足りないのか?』ということが明確で、社員のモチベーションが高まりますし、管理職も評価がしやすいというメリットがあります。
そしてこれは、『年功序列』といった曖昧な評価を是正するために企業が取り入れている制度です!
ただし、導入までの分析、モデル開発が困難である点や、環境変化によってメンテナンスをこまめにしなければならない点、そもそも特定したコンピテンシーが正しいとは限らない点といったデメリットもあります・・・
しかしながら、漫然とした年功序列や管理職の感覚による曖昧な評価よりは確実にましであることは断言できますし、
曖昧な評価の逃げ道として『やりがい』や『自己成長』といった詐欺めいた発言で
『やりがい奴隷』を生んでしまう最悪の事態もなくなります。
次項では、どのように『業績評価』『コンピテンシー評価』を福祉・医療に当てはめるのかについてご紹介したいと思います。
↓↓↓コンピテンシー評価をより深く勉強したいとお考えの方はこちらをご参照下さい!
特に、管理者の方は必見です!!
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筆者が提案する福祉職・支援者の新しい評価制度
とにかく『評価の尺度』を明確にし、誰もが納得せざるを得ない制度を作ることです!
そのためのご提案を以下より行っていきたいと思います。
福祉職の『業績評価』
職種によって様々ですが、
- 担当ケース数
- 計画相談の売り上げ
- ベッドコントロールにおける空床/満床のパーセンテージ
- 通所施設における担当利用者の通所率
といった、所属機関の売り上げに関わる項目で、客観的に計数化出来るものを評価尺度とし、目標を定め、実績を比較して評価をするべきかと思います。
ただし、担当ケース数といったどうしても長く勤めている人間が有利になる項目については、『漫然とそこに寄りかかる』ことを防ぐため、定期的な見直しが必要でしょう。
個人的に、3年担当して何も結果が出ていなければ担当交代して次の人間に託した方が建設的であると考えます。
経験上、なあなあの関係ではダメで、適度な緊張感がないと成果が出ないと考えるからです。
福祉職の『コンピテンシー評価』
所属機関の業績アップや、利用者さんの自己実現、利用者さんの安定した地域生活を実現するために、まずは機関のトッププレイヤー達がどのような行動をとってきたのかを分析し、それを評価尺度とします。
例えば、担当利用者がほぼ毎日通所している優秀な職員Aさんの行動を分析し、
- 達成志向性:利用者が調子を崩さないように毎日交換日記をしている
- 確動性:利用者の不安を解決すべく少なくとも2週に1度面談している
- 積極性:利用者を増やすため他機関に営業をしている
- チームワーク:新人職員に利用者を引き継ぎ、そつなくフォローしている
- 説明力:頑なな行政職員に折衝を行い、利用者さんに必要な支給決定を引き出している。 他機関より自施設への紹介を促せている。
このような評価尺度を定めて他の職員の半年間の目標とし、行った行動を評価する面談を3ヶ月に1度設け、評価をして昇進を検討していく。
このような方法を提案致します。
この評価尺度があれば、
「達成志向性はあるけどチームワークが足りない」とか、
「積極性はあるけど説明力は足りないね」
といった明確な評価が可能であり、職員も何をすべきかが分かりやすくモチベーションアップとなりますし、やる気のない職員はさすがに淘汰されます。
まずはこの方法で評価を始め、必要に応じてメンテナンスをしていくことをオススメします!
間違いなくこの制度の方が、優秀でやる気のある人材にイキイキと働いてもらえることを断言します!
【まとめ】 『やりがい奴隷』になるな!筆者が提案する新しい評価制度
当記事では、
- 福祉業界の評価の曖昧さ
- それに甘んじて『やりがい奴隷』にならずに戦う必要性
- そのための新しい評価制度の提案
をご紹介させて頂きました。
福祉業界は、現行のままでは若い優秀な人材が次々と去り必ず衰退します!
そうならないために、『業績評価』『コンピテンシー評価』を是非施設ごとにアレンジして取り入れ、明確な評価尺度として運営して頂けますと幸いです!
では!
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【福祉職必見】『ジェンガ理論』を用いた”伝える”ではなく”伝わる”話し方のコツ
この記事の内容をざっくりと
“伝える”ではなく“伝わる”話し方
私は現在、精神保健福祉士(ソーシャルワーカー)として医療機関で働いていますが、前職は営業職でした。
似て非なる両者ですが、いずれも『人』を相手にするという点では同じです。
そして、『人』を相手にする仕事において、必ず「相手に物事を『伝える』」必要が出てきます。
この、「相手に物事を『伝える』」ということに関して、
精神保健福祉士になってからというもの、営業をしていた時よりも日々の苦労が絶えません・・・
言うまでもなく、その対象が理解力に乏しいことが多いことが原因です・・・
だからといって出来なくても仕方ないということはありません。
それでも伝えるのが我々専門職の役割です!
試行錯誤をしながら・・・何とかしなければならないのです!
以上のような苦労・葛藤を経て、
私は精神保健福祉士及び、支援者として、
『伝える』ではなく『伝わる』話し方が重要であることを悟り、日々この追求を続けてきました!
そしてつい先日、『伝わる』話し方のコツと、その再現性を持たせた方法論として、
『ジェンガ理論』という考え方を編み出しましたので、次項より熱意を込めてご紹介していきたいと思います!
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情報は『積み上げる』のではなく『積み降ろす』
気になる『ジェンガ理論』の前に、その前提となる考え方をご紹介したいと思います!
相手に『伝わる』ように話すためには、
『積み上げる』のではなく『積み降ろす』ことが重要です。
これはどういうことか?以下より説明していきたいと思います。
先に結論を述べる
皆様もご存知のように、相手に物事を説明する際、『先に結論を述べる』ことが重要です。
事実を1~10まで順に説明し、その上で結論に達するのではなく、
先に結論を述べて伝達内容の『肝』をまず伝えることにより、説明が長くなったとしても、最も伝えたい『結果』から話が脱線しないため、結果的に詳細に相手に伝わりやすくなります。
このような意味から、結論を先に述べることは重要なのです。
しかしながら、この『先に結論を述べる』という手法『だけ』では、相手に『伝わる』話し方には決してなりえないということをここに述べておきます!
先述のようにこの重要性は誰でも知っていることで、言うなれば当たり前のことです。
しかしながら、相手に物事を説明する能力、すなわち「相手に『伝わる』話し方」が誰しも出来るかというと、間違いなくそうではありません。
ではどうすれば相手に『伝わる』話し方が出来るか?
『結論を先に述べる』ことに加えて、物事を伝える際、
情報を『積み上げる』のではなく『積み降ろす』方が伝わりやすいということを理解する必要があります。
- 1から10まで情報を積み上げて物事を説明していきその上で結果を伝える
- まず10の情報、つまり結果を伝えた上でそれを積み降ろしながら詳細な情報説明していく
2.の方が明らかに難易度が低ことがお分かり頂けるかと思います。
そして、これが『ジェンガ理論』に繋がる考え方となります!
『ジェンガ理論』とは?
相手に物事を説明することは、ブロックゲームの『ジェンガ』に似ていると筆者は考えています!
その理由を説明していきます!
皆様ご存知の『ジェンガ』・・・
このジェンガのブロックを、
1から10まで失敗なく下から積み上げる遊び方よりも、
積みあがったジェンガを10から1まで上から積み降ろしていく遊び方の方が簡単なのは言うまでもないでしょう。
積み上げる場合は非常に繊細な作業となり一度失敗すればそれが全て崩れてしまいますが、
積み降ろしていく場合はそう簡単に失敗しませんし、失敗しても全て崩れることはなく、やり直しがききます。
そしてこれは相手に物事を伝えることにも同じことが言えるものと考えます。
1から10まで情報を積み上げて説明していく方法では、1つ話の歯車が狂えば全く相手に伝わらなくなる可能性がありますが、
先に結論を伝えそこから情報を1つ1つ降ろしていけば、例え1つ分からないことがあっても全く分からなくなることはありませんし、話の肝を理解してもらえているためやり直しもききます。
このようなことから、物事を説明することとジェンガには共通点があり、
相手に物事を説明するということは、『情報』というブロックをうまく扱うジェンガである
といったように筆者は考えるようにしています。
このように、
情報ブロックを1から10まで積み上げて相手に物事を伝えていくよりも、
情報ブロックを先に10積んでしまい、それを紐解きながら相手に伝える、つまり結果を伝えた上で情報を1つ1つ積み降ろしていく方が相手に伝わりやすい
という考え方、そして、
- 完成したジェンガが『結果』
- 1つ1つのブロックが結果を構成する『情報』
であると捉える方法論を筆者は『ジェンガ理論』と名付けました!
そして、
- 『積み上げるのではなく積み下ろすこと』
- 『結果という完成されたジェンガ』
- 『情報という1つ1つのブロック』
というものを頭の中で整理しておき、相手に物事を伝える際に展開しています。
この考え方をすることにより、自分の中で話がこんがらがることもない、何よりも物事をクリアに捉え、人に説明することが出来るようになりました!
次項で、具体例を交えて詳細な説明をしていきます!
『ジェンガ理論』実践編!!
情報を積み上げる
AさんはBさんと些細なことで揉めたり、Cさんとは今のところ問題はありませんがDさんに一方的にまくしたてたことで怖がられていたりと非常に他罰的になっております。他者影響が強くなっているので注意して下さい!
以上のことよりAさんは現在不調であると考えられます。
情報を積み降ろす
Aさんは現在不調であり、非常に他罰的になっています。
具体的にあった出来事としては、Bさんと些細なことで揉めており、Dさんに一方的にまくしたてたことでDさんはAさんを怖がっています。Cさんとは今のところ問題はありませんが今後注意が必要です。
以上のように、他者影響が強くなっているので注意をしてください!
比較すると
後者の『情報を積み降ろす』方法の方がすんなりと話が入ってくると思います。
自画自賛するようですが、かなり分かりやすい、これこそ『伝わる』説明であると思います!
これは、結論を先に述べただけでなく、
結論という完成されたジェンガから、情報という1つ1つのブロックを積み降ろし詳細に説明していく『ジェンガ理論』を意識して構成した説明です。
このぐらいの短い説明でも『ジェンガ理論』を用いるか否かでこれ程差がつきますので、長いものではより顕著になります。
この 『ジェンガ理論』
騙されたと思って是非試してみてください!
頭の中がクリアになり、「中々いいな!」と感じていただけるものと思います!
『ジェンガ理論』まとめ
我々支援者は、人に『伝える』のでなく『伝わる』話し方をすることが重要であり、
そのためには、
1から10まで情報を積み上げて物事を説明していきその上で結果を伝えるよりも、
まず10の情報、つまり結果を伝えた上でそれを積み降ろしながら詳細な情報説明していく
方が伝わりやすいことをまず理解する。
そしてこれをもとに、
『ジェンガ理論』を用いて、
- 完成したジェンガが『結果』
- 1つ1つのブロックが結果を構成する『情報』
であると捉えること。
そして、
完成されたジェンガから情報というブロックを積み下ろしていくこと
を物事を説明する際に意識することが大切であるということをご紹介させて頂きました!
是非この『ジェンガ理論』を皆様にお試し頂き、ご意見を頂戴したいです!
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【必見】『モンスター支援者』に注意!
この記事の内容をざっくりと
- モンスター支援者とは?
- 支援者も利用者さんも同じ人間である!
- 自分の弱さに触れ、共に成長していくことこそ支援である!
モンスター支援者とは
以前ツイートをして中々の反響を頂いたのですが、
利用者さんだからといって無条件に、
- 目標を持たないといけない
- 規則正しく生活しなければいけない
- 夜更かししてはいけない
- 無駄使いしてはいけない
- タバコを吸いすぎてはいけない
- バランスのとれた物を食べなければならない
- 品行方正でなければいけない
みたいな考え方をすることは『支援者の傲慢』であると私は考えています。
支援者として、状況によってはある意味自分のことを棚に上げて「徹する」ことも必要ですが、分かってやっているのならまだしも、
長くやっている内にマヒしてきてこれを無意識にやってしまうようになれば末期です。
そして、無意識的に自分のことを棚に上げ、利用者さんに極端に厳しい要求ばかりする支援者を、私は『モンスター支援者』と呼んでいます。
自分は仕事よりも喫煙している時間の方が長いんじゃないかというぐらいタバコを吸っているのに、利用者さんには「タバコやめろ」と言ってみたり・・・
社会通念上、自身は明らかに肥えているのに、利用者さんの自己管理に人一倍厳しかったり・・・
客観的に見てツッコミどころ満載なことに気付かず、無意識にそのようなことをしている支援者は、利用者さんもその事に気付いていますし、それだけならまだしも、全く信用が得られていないことに気付くべきです。
では、支援者はあらゆる面で品行方正でなけれならないのか?
そんなことはもちろんありません。というか無理です。
少なくとも私には絶対に無理です。
では、どうすればいいか?
自分の弱さに触れて、その上で利用者さんと接すればいいのです。
利用者さんとともに成長していけばいいのです。
『支援者』『利用者』という枠を取り払って、同じ人間として歩んでいく。それだけです。
以下より、筆者の実例も交えてこのやり方についてお話していきたいと思います。
自分の弱さに触れ、『ともに成長していく』
例えば、恥ずかしい話、筆者は若い頃お金に非常にルーズでした。
ケチだと思われることを恥とし、必要以上に人に奢り、社会人になってからも母親にお金の無心をすることもありました・・・
今思うと恥ずかしいことで、普通であればこんな過去は口が裂けても言えないものです。
しかしながら、支援者になってから、先述の『モンスター支援者』のような方を見たこともあり、「逆に自分の弱さや失敗をさらけ出すことはありだな」と思うようになりました。
自分の弱さをある意味『ネタ』とすることでお互いの失敗を共有することにより、
「一緒に頑張っていこう」「ともに成長していこう」という目標を定めることで、関係を深めることが出来る。
このような仮説を立て、これを実践してきました。
結果的に、概ねこの仮説は正しく、以前はからっきしだった方が筆者の支援にのってくれる等、全体的に円滑に支援を進めることが出来ています。
加えて、利用者さんと「一緒に頑張っていく」「成長していこう」という約束をすることで、自分の弱さに対して怖がることなく向き合えるようになり、筆者も人として少しは成長することが出来たように思います。
【まとめ】支援者も利用者も同じ人間だ
支援者も利用者も同じ人間です。
失敗もするし、それに落ち込み、苦しみ、そこを乗り越えて成長していくのです。
全て等しく同じで、『病気を持っているかいないか』
差はそれだけであることを今一度認識しないといけません。
支援者と利用者という目に見えない線引きをどう扱うか?
これを常に考えていくことが重要なのだろうと考えます。
人生山あり谷あり・・・
その道をともに歩んでいくのが支援であり、支援者なのだろうと私は思います。
以上、本日は思うことをまとまりなく記事にしてみました。
参考になりましたら幸いです。
では!
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【2023年】1ヶ月で合格出来る!精神保健福祉士国家試験の勉強法
この記事の内容をざっくりと
- 1ヶ月あれば合格出来ます!
- 精神保健福祉士国家試験の合格率は約60%【40%は落ちる】
- 筆者の実績~1か月の勉強で合格点50点オーバー~
- この勉強法にたどり着いた経緯
- 【必読】1ヶ月で受かる勉強方法【考え方と手順】
- 【必読】参考書4冊を使った具体的な勉強法
- まとめ
1ヶ月あれば合格出来ます!
2023年に、第25回精神保健福祉士国家試験に挑まれる方は是非ご覧下さい!(共通科目を重視しているため、社会福祉士国家試験にも汎用が可能です!)
特に「勉強する時間があまりない」という方や「最低限の努力で合格したい」という方、そして、「勉強が苦手だ」という方には、特にご参照頂きたく存じます!
当記事では、
『たった1ヶ月で受かる対策・勉強法』を筆者の経験をもとにご紹介させて頂きます!
先に結論を申し上げますと、
この4冊のテキストだけ学習すれば十分です!
他におすすめの参考書なんてありません!
この4冊だけで合格することできます!!
ただ、これらを用いた勉強の仕方に少しばかり『コツ』がありますので、こちらについてご紹介をしていきたいと思います!
損はさせませんので是非最後までお付き合い下さい!!
精神保健福祉士国家試験の合格率は約60%【40%は落ちる】
皆様既にご存じの通り、精神保健福祉士国家試験の合格率は約60%であり、近年は62%付近で推移をしています。
ちなみに2020年においては62.1%となっており、
人数で申し上げますと、6,633人が受験し、4119人が合格しております。
逆を返せば、残りの約38%は不合格であり、2,514人もの方が落ちているということになります・・・
このリアルで、しかも約2,500という大きな数字を見ると、不合格が他人事とは思えないのではないでしょうか?
悲しいかな、国家試験には合否が必ずあり、かく言う筆者の周りにも不合格となられた方が実際におりました・・・
ですが安心してください!
以下より紹介していく勉強法をこなせば、例え勉強時間がなかろうと、最短1ヶ月という短期間で合格することが可能です!
筆者の実績~1か月の勉強で合格点50点オーバー~
「お前何でそんなに自信満々なんだ?」という疑問に対する答え、つまり筆者の精神保健福祉士国家試験の『実績』をここで述べたいと思います!
実績
- 時期:2010年代に受験し、精神保健福祉士資格を取得
- 点数:163点満点中145点(合格点は90点代前半)
- 勉強期間:1月3日~試験前日まで⇒約1ヶ月
特に強調したいことは、
- 約1ヶ月の勉強期間であること
- 合格点を50点以上上回っていること
- 筆者がそこまで高学歴ではないということ
この3点です!
では、なぜそれほど賢くないのに、1ヶ月の勉強期間で合格点を50点以上上回れたのか?
これはずばり、分析が完璧にはまったからです!
分析が的確であったために1ヶ月の勉強期間で合格点50点オーバーという、最高の『効率』を実現させられたのです!
私が出来たので、皆様にも絶対に可能です!
それでは、以下より気になるその国家試験対策・勉強方法を端的に述べてきたいと思います!
この勉強法にたどり着いた経緯
そもそもの話、なぜ筆者が1ヶ月しか勉強しなかったのか?
これは、福祉施設で月~金まで正社員と変わらないレベルでフルタイムでアルバイトをしていたため、満足に時間が取れなかったからです。
勉強しなかったというより、出来なかったという方が近いかもしれません。
頼み込んで年明けからようやく試験のためのまとまった休みをもらえましたが、それまでは
月~金まで朝からアルバイトの後21時半まで授業。土曜日は昼から21時半まで授業。
休みは日曜だけであったため、とても勉強する気になりませんでしたし、学校で行われる模擬試験は軒並みクラスの下位にいました。
働きながら資格取得を目指されている方も多いため、似たような境遇の方は多くいらっしゃるものと存じます。
しかしながら、いくら忙しいからといっても国家試験に落ちてしまっては元も子もないため、
『どうすれば短い勉強期間で合格できるか?』ということを日々考えていました。
優秀なクラスメイトを観察したり、色々な参考書を持っているクラスメイトにそれを見せてもらったり、勉強はしないまでも分析は日々行っていたのです。
そして私は、ある答えにたどり着いたため、年明けからの勉強開始となったものの「落ちる」という恐怖心は微塵もなく、平常心で本番までの日々を過ごせました。
つまり、1ヶ月で最低でも合格は出来る勉強法を見つけることが出来ていたため、後はそれを遂行するだけであったということです!
そして、結果的にそれは、1ヶ月で合格点を50点超える勉強方法でありました!
【必読】1ヶ月で受かる勉強方法【考え方と手順】
端的に説明していきます!
精神保健福祉士の養成過程を受けられている方は皆このテキストをお持ちのことでしょう。
このテキストには実際に仕事で役立つことがたくさん載っており、筆者は精神保健福祉士として現場で働く今も、分からないことがあればこのテキストを開きます。
しかしながら試験勉強には不向きです。
ためにはなりますが、こと試験対策においては情報過多で無駄が多すぎるからです。
以上のことより、このテキストで試験勉強をすることはおすすめしません。
加えて、
- たくさん参考書を購入して色々味見する方
- 途中で別の参考書を買い足して浮気する方
このような方が多くいらっしゃいますが、この方法では定着率が高まらないことを申し上げておきます。
色々な参考書を読むと、何となく勉強した気にはなりますが、自身が覚えやすいところを異なった表現で再度覚えているだけで、足りないところを補うことが出来ないからです。
何が言いたいかというと、
決めた参考書を繰り返し繰り返し学習し、可能な限りそれを網羅することだけが確実な合格へのたった1つの方法であるということです!
それでは具体的にいきます!
冒頭でも申し上げましたとおり、実際に勉強に使う参考書は4冊!
この4冊を用いて勉強をしていくのですが、手順としては、
- ワークブックをとにかく何度も流し読んで、単元ごとにある模擬問題を解けるようにする
- 一通りワークブックの内容が頭に入り、模擬問題が解けるようになれば過去問集の学習に移り、間違えた問題はワークブックで再度復習していく
- 過去問の一問一答のテキストを用い、上2つの補完をする
嘘のようですがこの3点を繰り返すだけです!本当です!
筆者は1ヶ月これを繰り返すだけで、合格点を50点以上上回ることが出来ました!
つまり、この勉強方法で試験に出る問題をほとんど網羅できるということが言えます!
繰り返しになりますが、色々な参考書を読んでも学習効率が下がるだけですので、
『これだけでいいの?』と少し不安になるぐらいのことを繰り返すことが重要なのです!
4冊だけで合格出来ます!!
以下よりそれぞれの参考書と、その使い方をさらに詳しくご紹介していきます!
【必読】参考書4冊を使った具体的な勉強法
先述の通り、4冊のテキストを用いて学習をしていきます!
①ワークブック(専門科目編)
まずもって、後述の共通科目編も含め、この『ワークブック』以上の教材は存在しません!最も過不足なく情報が網羅されており、はっきり言ってこれだけで十分です!
そして、国家試験の専門科目は共通科目と比較し、正答率が高くそれ程難しくなく、加えてネックとなる『足きり』(科目のうちの1分野の設問を全て間違えること)の心配も少ないため、これは流し読みを繰り返し、単元ごとの模擬問題、後述の過去問集を問題なく解けるようにしておけば何ら問題はありません。
筆者はこの勉強法を1ヶ月こなすだけで、専門科目はわずか2問しか間違いませんでした!
②ワークブック(共通科目編)
(↑↑↑精神保健福祉士・社会福祉士の共通科目のワークブックです!)
これですこれ!
これが最も重要であるといっても過言ではないでしょう!
精神保健福祉士国家試験のネックは明らかに『共通科目』です!
『保健医療サービス』や『社会学』『社会保障』・・・その他諸々、簡単に解ける問題が少ないため、偏った学習では足切りとなる心配もありますし、しっかりと勉強し、可能な限り全ての内容を網羅しておく必要があります。
筆者は、専門科目1:共通科目3ぐらいの割合で時間を割いて勉強しておりました!
勉強方法は専門科目と同じで、何度も流し読み、単元ごとの模擬問題と後述の過去問集を解けるようにすることです!
ただし、必ず専門科目の3倍の時間勉強するようにしましょう!
③過去問解説集
これは試験勉強の基本となる参考書です!
これを解けないようでは話になりません。
ただし、単に解けるということだけではなく、
その設問において、
『なぜその選択肢が正解なのか?』
『他の選択肢が不正解である理由は何か?』
これについてもしっかりと説明できるようにしておきましょう!
そして、間違えた問題については、その間違えた箇所を必ずワークブックで復習することと、その間違えた設問に関する情報が説明されている単元(一章)も必ず読み返すようにしてください!
なぜなら、間違えた設問が出されている単元はあなたの苦手な分野であることに加え、実際の試験で、また同じ単元から別の切り口で出題される可能性が否めないからです。
間違えた設問だけではなく、その周辺の情報もしっかりと復習しておきましょう!
なお、よくある質問で「過去問の学習だけで合格できるか?」というものがありますが、それは難しいということをここで述べておきます。
過去問だけでは出題傾向が変わった場合に足切りとなる可能性があることと、仮に足切りは防げたとしても、トータルで合格点に満たない可能性が否めないからです。
これを防ぐために、ワークブックである程度全範囲を網羅しておくことが必須であると筆者は考えます。
④過去問一問一答+α
これはあまり知られていない参考書ですが、私は一番これを使いました!
人間は誰しも、ずっと机に座って勉強することなんて出来ません。
絶対にだらける時がありますし、休息も絶対に必要です。
そして、筆者は部屋で勉強していると必要以上に寝転がってしまうダメな人間でした・・・
そんな私にこの参考書はぴったりで、コンパクトなサイズなので寝ながら読んでいるだけで勉強出来るという優れものです!
ネックとなる共通科目の単元ごとにまとめられた過去問+αの問題が一問一答形式で解け、しかもその解説も詳しく記述されており・・・
加えて、各単元の末尾に試験でよく出題されるポイントがまとめられているという周到さです!
だからといってこれだけでは試験勉強が完結するわけでは決してありませんが、ワークブックと過去問集の補完的な役割としては最高の参考書ですので、非常におすすめです!
私みたいに怠惰でなくとも、移動時間や、仕事の休憩中といったちょっとした合間にも気軽に学習出来る点も魅力です!
まとめ
以上4冊の参考書“だけ”を使い、
- ワークブックをとにかく何度も流し読んで、単元ごとにある模擬問題を解けるようにする
- 一通りワークブックの内容が頭に入り、模擬問題が解けるようになれば過去問集の学習に移り、間違えた問題はワークブックで再度復習していく
- 過去問の一問一答のテキストを用い、上2つの補完をする
この3点を繰り返すだけです!!
以上、これが『1ヶ月で合格点を50点越える勉強方法』の全貌です!
驚くほどシンプルですが、これが最も効率的な精神保健福祉士国家試験対策であり、勉強法であると自信を持ってご紹介出来ます!
是非試してみてください!
それでも不安な方は↓↓↓の足切り対策で最後の仕上げをすることをおすすめ致します!
(※社会福祉士国家試験にも対応しています)
お読み頂いた皆様全員の合格を祈念しております!では!!
【必見】精神保健福祉士になって辛かったこと・しんどかったことBEST3!
この記事をざっくりと
始めに
私は、大企業を10年で辞めて精神保健福祉士となった経歴を持っています。
周りの一般企業から転職して専門職となった方々と異なるのは、ずばり「10年」働いたことであると捉えています。
なぜなら、多くの方がだいたい3年、短ければ1年で企業を辞めて専門職に転職してきておられるからです。(筆者調べ)
1~3年と10年の経験ではやはり後者の方が勝ると思いますので、
『一般企業と精神保健福祉士とを比較してどうか?』といったジャンルには多少なりとも自信を持っています。
さて、前置きが長くなりましたが、当記事では掲題の通り、『精神保健福祉士になってつらかったこと・しんどかったことBEST3!』について一般企業での経験を踏まえご紹介していきたいと思います。
なお、精神保健福祉士(福祉職)と一般企業とを詳しく比較した情報については、下の記事をご参照下さい!
一般企業で辛かったこと・しんどかったことBEST3!
3位:ノルマが凄まじいため、尋常じゃないストレスがかかる
とにかくノルマが厳しく、おまけに出来なければその理由の如何を問わずとにかく追求されるため、月末や年度末は気が狂いそうになるほどのストレスを感じていました。
ひどいものでは、「これが出来なければ人じゃない!」というメールが送りつけられたこともあります。
成績が悪い時期に毎朝出社する足がすくんだことは、今となってはいい思いでです。
2位:他に行くあてがない場合、転勤や出向等の会社の都合に従わなければならない
出向はさすがになかったものの、筆者も前職時代2回転勤をしており、言葉を選ばずに分かりやすく言うと、
都会→ド田舎→都会
このような感じでした。
特に始めての転勤で、縁もゆかりもないド田舎への赴任を突然言い渡された時は、目の前が真っ暗になる程絶望しましたし、程なく「辞めてやる!」という怒りの感情に変わっていきました。
しかしながら、辞めてすぐに次を見つけられるスキルも自信もまだありませんでしたし、納得はいかずとも会社の決定に従うしかありませんでした。
当時は所詮「会社ありきの人間」でしかなかったのです。
まあ、住めば都で案外楽しく生活できたのがせめてもの救いですが、決して本意ではありませんでした。
1位:仕事の難易度が高く拘束時間が長くなるため、 プライベートがほぼない
これがダントツで辛かったです。
普段は6時半~23時。
繁忙期である月末や年度末は6時~明けて1時。
このような勤務時間でした。
さすがに以前話題となった「D社」程ではありませんが、これでも心と身体がぼろぼろになるに十分事足ります。
精魂尽きて無意識で背広のまま湯船に浸かっていたこともありました。
これぐらいぼろぼろでした。
加えて、休日出勤も多くプライベートはほぼありません。
ただ、B to Bであったためお盆や年末はどうにか休むことが出来たので、これが楽しみで仕方なかった覚えがあります。
本当の意味でリラックスできるのは年にこれぐらいであり、それ以外はずっと張り詰めていたと思います。
以上、
の1位と~3位で私のメンタルは相当鍛えられておりましたので、正直に話すと「精神保健福祉士に転職してもしんどいことなんてないだろう!」と高を括っていましたが、現実はそう甘くはありませんでした・・・
精神保健福祉士になって辛かったこと・しんどかったことBEST3!
3位:介護に近い仕事が多くあること
私は今でこそ福祉全般に興味を持っていますが、精神保健福祉士となった当時は、あくまで「精神保健福祉」に興味があり、そこに特化した仕事をやっていきたいという強い意志を持っていたように思います。
心のどこかで「自分と介護職とは違うから介護はしない」というある種の驕りのようなものもあったかもしれません。現実はそんなに甘くありませんでした。
通所施設に配属となった際、同時に入所施設も管轄する役目を与えられました。
精神障害者の施設といえ高齢化が著しく、時には利用者さんの便失禁が起こり、また、入所施設においては、みなまで言いませんがそれ以上のこともありました。
そして、その始末をするのは私を含めた精神保健福祉士です。
他部署の介護職に応援を依頼することは出来なくもないですが道理的にそれは叶わないですし、何よりも利用者さんにとっては詰まるところ、「精神保健福祉士であろうが介護職であろうが同じ支援者に過ぎない」のです。
したがって、このようなことも精神保健福祉士の仕事の1つなのだろうと今は結論付けています。
今でこそ腑に落ちていますが、「精神保健福祉士!」という意識が強かった当時の私にはこれが中々に辛く・しんどいことであったのです。
2位:多職種との人間関係の難しさ
これは本当にしんどい思いをしています。
以下より説明していきます。
ちゃんと仕事をやってくれない人との連携
よくある例をご紹介しますと・・・
他機関の方に業務上必要な理由を伝えた上で何らかの対応をお願いしたとします。
ですが、それをやってもらえた様子が一向にないため状況を確認すると、「忘れていました・・・」や「あぁ、ありましたねそんなこと・・・」という反応が返ってきて、悪いと思って今からやってくれるならまだしも、そういう方はまずやってくれませんし、あまつさえ「忙しいんですけど」と逆ギレするような方もいます。
ミスは仕方ありません。人間のやることです。
ですが、ミスをミスと認識しないためにずっと変わらず、ミスを繰り返す人間のまま存在し続けるところに問題があります。
一般企業では自身のミスが損失に直結しますし、自身だけでなく周りもミスを認識するために反省せざるをえませんし、同じようなことを繰り返すことはまずありません。
しかし、福祉・医療業界では「結果」が良くも悪くも見えにくいためにこのようなことが起こり得ます。
仕事をやる上でこんなことがあるとやりきれない気持ちになり、悲しくなります。
そして何よりも、これは利用者さんの不利益に繋がりますので、由々しきことです。
医療機関が強い立場を持つこと
地域のケアマネ時代、わざとじゃないにしても病院に横柄な対応をされたことが多々ありました。
明らかに退院出来る状態でない人が入る入所施設を探すように言われたり、伝えた情報を黙殺されたり、あまつさえ「明日退院するからサービスよろしく」と言われたこともありました。
もちろん対応できないことはそのように伝えるのですが、どうしても医療側が強い立場を持ってしまうために地域の支援者は辛酸を舐めることが多いような気がします。
解決策としては、地域と医療の支援者の交流の場を作ることなのでしょうが、これは各都道府県・市町村で取り組みとして既に行われているものの大きな成果はありません。
究極は医療と地域の支援者をシャッフルすることなのでしょうが、「地域だ働きたくない」という方もおりますし難しいでしょう・・・
「地域を何だと思っているんだ!」と言いたいところですが言ったところで何の解決にもなりません。
以上のように、色々な立場の方と関わりながら仕事をすることはとてもエネルギーのいるしんどいことです。
1位:担当している利用者さんが入院をしてしまうこと
これが文句なしの1番です・・・
筆者が地域側の支援者(ケアマネ)であった時、少なくとも担当している利用者さんは再入院しなくて済むようにしたいと考え、病状や生活面で変化があれば、「どこに連絡をするか?」「誰が対応するか?」といった役割分担を会議で設定し、実践していました。
役割をクリアにし、コンセンサスを得ておくことによってうまくいくケースもありましたが、中々役割を遂行してもらえなかったり、そもそも正確に情報を伝えても「忘れてました・・・」みたいなこともあり、中にはそれによって対応が遅れ入院してしまう利用者さんもいらっしゃいました。
この業界は、1人で全てをまかなうことは出来ません。チームの連携により支援を行っていかなければ成り立たないことは言うまでもないでしょう。
そして、チームの支援者、皆が皆同じく高いモチベーションを保ちながら仕事をしている訳ではありませんし、それを求めることはナンセンスです。機関によっても考え方が異なります。
分かってはいます・・・分かってはいますが、利用者さんが犠牲になることはとても悔しい。
「もっとこう出来ただろう」「あの時こうしていれば」という後悔に苛まれ、このようなことがあるととても辛い思いをします。
「入院をチャンスと捉えればいい」とアドバイスを下さる方がおり、確かにその通りで今後どのように支援をより良くしていくかを考えるきっかけとはなりますが、私としては防げるものは防ぎたかったという思いのほうが先行します。
今でも馴染みのある利用者さんの入院、特に防げたであろうものを目の当たりにすると、辛い気持ちになります。こればかりは慣れようがありません。
まとめ
当記事では『精神保健福祉士になって辛かったこと・しんどかったことBEST3!』についてご紹介をさせて頂きました。
「一般企業で身も心も鍛えられた自分には楽勝だろう!」という幻想は容易に打ち砕かれ、精神保健福祉士には精神保健福祉士の辛さがあるということを今は実感しています。
とは言え、確かにしんどいですが、精神保健福祉士はいい仕事です!
興味のある方下の記事にも是非目を通して見てください!
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では!
【裏技】『ソーシャルスタイル理論』を応用したコミュニケーション法をご紹介!
この記事をざっくりと
- 人間誰しも、コミュニケーションにおいて『苦手なタイプ』『得意なタイプ』がある!
- この得手不得手をなくすことが支援において非常に重要!
- 『ソーシャルスタイル理論』について
- 『ソーシャルスタイル理論』を応用したコミュニケーションで得手不得手をなくそう!
始めに
仕事をする上で、
「この人は得意だ」「この人は苦手だな・・・」といった、対象のタイプによる好き嫌いは人間であれば誰にでもあることです。
そして、仕事において、顧客(利用者さん)・同僚・協力者、いずれも自分の好きなタイプばかりを相手に出来ることはほぼゼロに等しく、苦手なタイプともコミュニケーションを取らざるをえない場面が必ず出てきます。というよりもそのような機会がたくさんあります。
となると、苦手なタイプを限りなくなくしていくことが仕事を円滑にするために必須であり、ましてや、対人援助をする精神保健福祉士であり、様々な人と関わっていくことで仕事を動かしていくソーシャルワーカーでもある我々にとっては尚更そうです!
さて、当記事では、苦手なタイプをなくしていく方法について、
『ソーシャルスタイル理論』の考えを応用した“私のコミュニケーション術”についてご紹介させて頂きます。
前職の営業マン時代に活用していたもので、精神保健福祉士となってからも変わらず日々の支援・業務の助けとなっております。
そして、これを意識することによりタイプに関係なくコミュニケーションが取れるようになり、その結果日々の仕事を円滑に出来るものと考えますので、是非参考にして頂ければと思います。
『ソーシャルスタイル理論』とは?
ソーシャルスタイル理論とは、アメリカの産業心理学者であるデビット・メリルが提唱したコミュニケーション理論です。
このソーシャルスタイル理論では、「人の特徴はコミュニケーションに現れる」と考え、「自己主張」「感情表出」の大小によって人を4つのタイプに分類します。
上の図がソーシャルスタイル理論によるタイプ分類です。
まずは皆様の周囲の人をタイプ分けしてみて下さい!
極端な例を除いては、この4つのタイプに当てはめることが出来るのではないでしょうか?
そして、4つのタイプの特徴は以下の通りです。
さて、ここからが『私のコミュニケーション術』のご紹介です!
前提として、この4つのタイプによりそれぞれ好むコミュニケーションが異なるということを申し上げます。
つまり、これからご紹介していく『攻略法』も大きく異なるということです!
この『攻略法』について、順に説明をしていきます。
コントローラータイプ
このタイプは「人や物事を支配していく」ことを好みます。
そして、過程よりも結果を重視するという特徴もあります。
攻略法
結論から申し上げますと、決してコントロールをしないことです。
そして、
- 結論から単刀直入に物事を説明すること
- 何かについて知りたい時は、ただ質問するよりも「教えて欲しい」と、いわゆる教えを請うような表現を用いること
- 何かを任せるときは口出しせずに全面的に任せること
このようなコミュニケーションを取ることがポイントです。
例えば、このタイプの方を支援する時は、完結に物事を説明することと、「相手を立てる」よう言葉を慎重に選ぶようにしています。
また、このタイプの同僚と仕事をする際は、よほどのことがない限り口出しせずに任せるようにしています。口出しすると逆効果になることの方が多いからです。
プロモータータイプ
このタイプは、人や物事を促進していくこと、つまり「他者に影響すること」を好みます。非常に承認欲求の強いタイプであると言えるでしょう。
攻略法
とにかく承認することです!
・たくさん褒め、賞賛すること
・話を聞くときは相槌を欠かさず、明確な反応をすること
・日々こまめにコミュニケーションを取ること
以上が鉄板です!
このタイプの方を支援する時は、 とにかくこまめにコンタクトを取ることと、アイデアを褒めること、出来ていることは逐一賞賛するようにしています。
また、このタイプの同僚には、とにかく「そだね~」と承認することを心がけています。
サポータータイプ
このタイプは回りに合わせるタイプで、対立を避けるいわゆるイエスマンです。したがって、『合意』があることが行動の源となります。
攻略法
「私もこそう思います」や「私も賛成です」といったことを言動で伝え、合意を示すことをこころがけることです。
・穏やかに、温かみのある対応をすること
・些細なことでもねぎらいのことばをかけること
・話を聞くときは忙しくても手を止めてしっかりと聞くこと
以上、とにかく「あなたに合意していますよ」ということを分かりやすく示すようにしています。
このタイプの方を支援する時は、何かを決めかねている時に客観的に明らかに正しい場合は、「私もそれでいいと思う」ということをはっきりと伝えることにしています。自己決定を尊重しすぎると、いつまでも決められないことになりかねませんので。
また、このタイプの同僚には、些細なことにもお礼を伝えるようにしていますし、提案にははっきりとイエスかノーで答えるようにしています。どっちつかずの姿勢や曖昧な態度を示しているとことが先に進まないことが多いからです。
アナライザータイプ
このタイプは、とにかく自分の中で納得がいかないと行動に移さないタイプです。曖昧な指示では絶対にいけません!
攻略法
とにかく理路整然と物事を伝えること。結果だけでなく、過程も正確に伝えて納得して頂くことが重要です。
・何かを伝える時・任せる時は、「それをする意味」「ゴールまでのステップ」「リスク」等を明確に伝えて、相手の腑に落ちるまで試行錯誤すること
これに尽きます!
このタイプの方を支援する時は、まず必ず資料をつくり、それを基に過程からゴールまでを事細かに説明します。そして評価も歯に衣着せずにフィードバックします。忖度しても相手を混乱させるだけですので。
そして、このタイプの同僚には、この仕事をする意味と手順について事細かに、納得するまで説明します。根性論等の曖昧な話はせず、極力建設的な話をするように心がけています。
まとめ
以上、当記事では『ソーシャルスタイル理論』の考えを応用した“私のコミュニケーション術”についてご紹介させて頂きました。
このやり方、やや複雑ではありますが、日々意識することで苦手なタイプの方とも次第に円滑なコミュニケーションが出来てくるものと思います。
そして、少し例示もさせて頂きましたように、是非対人援助にご活用頂き、感想をお聞かせ下さい!
これをどんどん進化させ、対人援助やコミュニケーションの法則を明文化することが究極の目標です!
ご参考になりましたら幸いです!
では!
↓↓↓明日から実践に活かせるよう具体的に記述されており読みやすいです!
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【必見】ここが変だよ精神保健福祉士!
この記事の内容をざっくりと
精神保健福祉士の皆様><
我ながら刺激的なタイトルを付けたものです・・・
当記事では、一般企業での10年のサラリーマン生活を経て精神保健福祉士へと転職した筆者が感じる、他業種と比較した精神保健福祉士のいい意味でも悪い意味でも「変だな」と思った点についてご紹介させて頂ければと思います。
語弊のないよう先に申し上げますが、悪意は全くありません!
現に筆者も精神保健福祉士ですし・・・
ただ純粋に、筆者が転職した当時抱いていた「戸惑い」や「疑問」、「葛藤」についてご紹介することによって、皆様の今後の業務に役立つのではないか?
こういった思いから書かせて頂いております。
それではいきます!
ここが変だよ精神保健福祉士!
ずばり、
- 目標をあまり計数化しないところ
- 良くも悪くも結果を利用者さんが原因とし、仕事の検証をしないところ
- 再現性を意識しないところ
以上の3点となります。
これらは筆者がサラリーマン(営業マン)時代に嫌という程叩き込まれた要素であり、転職当事、精神保健福祉士の先輩方があまり重視されていないことに驚きました。
自分はどう仕事をすべきかだろうかと日々「リトル自分」と自問自答していたぐらいです。
以下、順に詳しく説明していきます!
目標をあまり計数化しないところ
前職時代よく、
「目標は必ず計数化すること!」
と日々上司に言われてきました。
なぜなら、計数化しなければ仕事を評価出来ないからです。
例えば、「顧客Aさんにたくさん商品を売る」という目標と、「顧客Aさんに1000万円分商品を売る」という目標を比較してみると、進捗や結果をどちらが追いやすいか、評価しやすいかは一目瞭然でしょう。
つまり、「目標を計数化する」ということは仕事をする上で非常に重要であり、これは誰もが納得できる事柄でしょう。
しかしながら、精神保健福祉士になり、先輩方はあまり目標を計数化することなく仕事に取り組んでいました。
後に、精神障害を持つ方々を支援する精神保健福祉士の仕事は非常に計数化しにくいということが分かりました。
例えば、「Oさんの幻聴を半年後に半減させる」と目標を立てたところで、半年後に結果を客観的に計りようがないですし、そもそもどう取り組めば目標を達成できるのかが分かる人間はこの世にいないでしょう。
それぐらい難しいことなのです。
加えて、精神疾患の特性上、あまり結果を求めないほうがいいという暗黙のルールがあるように感じます。
確かに、病状に触ってまで結果を求め目標を追う必要はありません。
必ずしも成長しなければいけないという理由もありませんので。
こういった理由から先輩方は目標をあまり計数化せず、日々の仕事に取り組まれていたのだと思います。そしてこれが悪いとは言いませんし、「結果!結果!」としていない分職場の雰囲気はとてもいいです。
しかし、徐々に経験を積み様々な考察を重ねた結果、
やはり私は仕事をする上で目標を計数化すべきだと考え、それは精神保健福祉の世界でも同じであると結論付けました。
上述の幻聴の話のような例外を除き、福祉においても結果を求め、数字で目標を立てるべきです。
例えば、「訓練等給付」を受けている方は実際に目標を立てて日々訓練をされていますし、それを計数化してよりフォローしやすく、達成しやすくするのが妥当であると考えます。
ただ、精神疾患の特性上目標を達成しようと努力する過程で頑張りすぎて体調を崩したり、発達障害であれば、その障害特性でどうしても達成が難しい目標も出てくることでしょう。
これを考慮に入れると、支援において目標は明確に定めるものの、状況に応じてそれを柔軟に変更していかなければならないものと考えます。
一般企業では目標の上方修正はあるものの下方修正はありませんので、精神保健福祉との共通点はあるものの、この点は別物として捉えなければならないということです。
まとめますと、
福祉業界であっても目標は計数化すべきでありますが、それは柔軟に変更すべきだと結論付け、現在はそのような考えを持ち、日々の支援に取り組んでいるという次第です。
少なくとも、精神保健福祉だからといって、目標を定めなくていい、計数化しなくていいということはない!ということは言えるでしょう。
良くも悪くも結果を利用者さんが原因とし、仕事の検証をしないところ
例えば、Pさんの支援をしていたとして、
結果が出た時: 「Pさんがよく頑張ってたから!」
結果が出なかった時:「Pさん頑張れなかったもんね・・・」
という評価がほとんどである気がします。
我々の仕事は、あくまで主役は利用者さん、上で言うとPさんですので、
前者の「Pさんよく頑張ってたから!」はありかなしかで言うとありでしょう。
ただ、後者は本末転倒というか、
そもそも仕事をする上でその視点は違うんじゃないか・・・とひよっこながら反発心を抱いていたことを思い出します。
その反発心の根拠は、前職時代の「仕事で出た結果は全て『自分が原因である』と考えろ」という上司からの指導です。
どういうことか?
例えば、結果が悪い時に「景気が悪いから」とか、「周りの結果が出ている人より自分の仕事の方が難易度が高いから」ということを原因であると分析したとすると、例えそれが100%事実であったとしてもその後の成長は見込めません。
しっかりと『自分が原因である』と捉え、成功・失敗の根拠を持ち、次に活かす必要があるということです。
この例で言えば、不況や仕事の難易度について前もって予測をし、その上で結果を出すための行動が出来ていなかった自分が原因という風に捉えて、以降何が出来るかを考えるべきであるということです。
話を戻しますと、
利用者のPさんが頑張れなかったからというのも結果が出なかった一因かもしれません。
しかし、それで終わらせては次の支援にその失敗が活かされることはないでしょう!
ありていに言えば「進歩がない」ということです!
支援者として我々は、利用者さんと共に成長していかなければなりません。
私は、仕事で出た結果はどんなものでも全て『自分が原因である』と真摯に捉え、成長につなげていく事を日々自分に課しております。
支援の結果は利用者さんのせいではありません!我々支援者の責任です!
再現性を意識しないところ
この「再現性」を仕事において私は最も重視しているといっても過言ではありません。
ここで言う「再現性」とは、手順書等を見て、誰でもすぐに同じことが再現出来る仕事のことを言います。
極端に言うと、全くの赤の他人が労せず同じことが出来る仕事のことを「再現性」のある仕事と筆者は考えています。
なぜ再現性が重要か?ですが、
例を挙げて説明しますと・・・
A事業所のB精神保健福祉士(♂)はP利用者(♂)の要求することは何でも支援していました。周りから「やりすぎ支援」だと言われてもお構いなくとにかく支援をし、PさんはBをとても信頼していました。
しかしある時、Bは家庭の事情で仕事を辞め、代わりにC精神保健福祉士(♀)が後任となりました。CはPさんと性別が違うということもあり、Bさんのように何でも支援することは到底出来ませんでした。Pさんは「Bさんはやってくれたのに」と常に不満げであり、ついにはCさんの支援を拒否するようになりました。
これはあくまで例ですが、けっこう似たような事例はあると思います。
解説しますと、B精神保健福祉士はPさんにとって最高の支援者でしたが、A事業所の従業員としては失格です。
自身の仕事によって結果的に負債を残したからです。
なぜこんなことが起こったのか?
お察しの通り「再現性」のない仕事をBがしたからです。いわゆる功罪ですね・・・
しかしながら、精神保健福祉を始めとする福祉業界では、このような「再現性」のない仕事、いわゆる「やりすぎ支援」がともすれば認められているような風潮があります。
一般企業ではこのようなことは一切評価されません!
「再現性」のないものは時間の浪費であると捉えられるからです!
時には再現性のない、強烈な支援が必要なこともあります。
しかしながら、利用者さんの人生をずっと担当できる支援者なんて一握りです!
そういう意味では、自分ではない誰かに引き継ぐことの出来る、誰でも出来る「再現性」のある支援をしなければならないのではないでしょうか?
一般企業よりもむしろ福祉業界の方が重要な要素なのではないかと最近は思いますし、是非この考えを広めていきたいと強く考えております!
まとめ
以上、当記事では「ここが変だよ精神保健福祉士!」と題して、
一般企業から精神保健福祉士へと転職した筆者が感じる、他業種と比較した精神保健福祉士のいい意味でも悪い意味でも変わっているなと思った点について、
- 目標をあまり計数化しないところ
- 良くも悪くも結果を利用者さんが原因とし、仕事の検証をしないところ
- 再現性を意識しないところ
以上の3点をご紹介させて頂きました。
所々思いが強く、不快に思われる方もいらっしゃったかもしれません。
しかし、「異物が入ることで群れは進化するする」と私は信じていますし、
異なる意見もたくさん聞いてみたいです!
今後とも宜しくお願い申し上げます。
では!
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私が臨床心理士ではなく精神保健福祉士を選んだ『4つの理由』【徹底比較】
この記事の内容をざっくりと
- 臨床心理士と精神保健福祉士で迷っているあなたに!
- 私が臨床心理士ではなく精神保健福祉士を選んだ『4つの理由』
- ①求人数が多い
- ②資格取得に要する「学費と時間」
- ③自身の経験・強みをより活かせるから
- ④その後のキャリアがより開かれているから
- 【まとめ】私が臨床心理士ではなく精神保健福祉士を選んだ4つの理由
臨床心理士と精神保健福祉士で迷っているあなたに!
私はまだまだ当時珍しかった心理学科を10年以上前に卒業しております。
たまに当時の学科の友人と会うことがあると、
酷いものだと「精神保健福祉士(PSW)ってなに?」と質問されます。
今では当たり前となり、多くの心理学部や社会福祉学部で資格取得に向けたカリキュラムかが組まれている精神保健福祉士ですが、
私が学業に励んでいた当時はカリキュラムがないのはもちろんのこと、心理学科は大学院に進み臨床心理士になるか、普通に就職するかの2択しかないような、そんな風潮でした。
なので、精神保健福祉士の存在を知らない人の方が多かったのだろうと思います。
かくいう私もそうでした。
そして、一般企業の営業職を辞めて専門職に転職しようと考えた時も、自然と最初に脳裏に浮かんだのは臨床心理士でした。
しかしながら私は精神保健福祉士になりました。
それはなぜか?
当記事では、
「私が臨床心理士ではなく精神保健福祉士を選んだ4つの理由」についてご紹介していきたいと思います。
私が臨床心理士ではなく精神保健福祉士を選んだ『4つの理由』
前提として、それぞれの特徴を簡単にご紹介します。
臨床心理士
一言で言うといわゆるカウンセラーです。ただ、カウンセリングだけでなく患者さんに対する治療・支援方針の根拠ともなる心理検査の実施や、研究を行うことも業務のひとつとされています。
大学院を終了し、試験をパスしなければ取得できません。
また、定期的な更新が義務付けられている点も特徴です。
(※現在、公認心理師という条件付で大学院を経なくても取得でき、原則的に更新の必要がない心理系の国家資格が設立されていますが、臨床心理士資格を所有、もしくは取得用件を満たしている方でなければ医療機関・福祉施設で心理職として採用されていないのが現状です)
精神保健福祉士
精神障害者の人に対する支援をする職種です。臨床心理士と異なる点は健常者はあまり対象とならず、精神障害者の方を主な対象とすること。また、相談のみでなく援助を行い、加えて社会復帰等への調整業務も担うことも役割であると個人的に捕らえております。
また、精神保健福祉士は国家資格であり更新の必要がないこと。さらに大卒者であるなら1年間の養成校への通学で国家試験が受験できることが特徴として挙げられます。
では、
これらを踏まえ、「私が臨床心理士ではなく精神保健福祉士を選んだ4つの理由」について、
- 求人数が多い
- 資格取得に要する「学費と時間」
- 自身の経験・強みをより活かせるから
- その後のキャリアがより開かれているから
これらを順にご紹介していきます。
①求人数が多い
読んで字の如くですが、
精神保健福祉士の求人のほうが、臨床心理士の求人より約3倍ぐらい多かったのです!
いくら資格を取得してもそれを活かす先がなければ宝の持ち腐れ。
これは精神保健福祉士を選ぶ上でかなり大きな理由となりました。
②資格取得に要する「学費と時間」
学費
精神保健福祉士:約30万円(通常は約100万円)
臨床心理士:約140万~約200万円
精神保健福祉士のこの40万という学費は、4年制大学を経て夜間1年コースの専門学校に入り、かつ、『専門実践教育訓練給付金』の補助を受けた場合の金額です。
受けなければ約100万程の学費となります。
さて、この『専門実践教育訓練給付金』をざっくりと説明すると、
4年制大学を卒業し社会人として何年か働き、そこから精神保健福祉士の資格を取る方には学費の最大70パーセントが返ってくるという制度です。
私は学費が約100万円で、当時は学費の最大6割の支給であったため60万円も返ってきました!
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000077164.html
詳しくはこの厚労省のサイトを参照するか、入学を考えている専門学校に聞いてみると説明を受けることが出来ます。
臨床心理士の学費については、平均は200万ぐらいだと認識して頂いて結構かと思います。
あくまで私の調べた範囲ですが、1番安いところで140万ぐらい(極めて少数)、高いところで220万ぐらいという印象です。
時間
精神保健福祉士:1年(夜間コース)
臨床心理士:2年(資格試験までは2年半)
臨床心理士は大学院修了が条件であり、さらに資格試験受験までさらに約半年あります。
また、授業のコマ数もみっちり詰まっており、研究・論文の作成にも時間を取られるため学校によっては「アルバイトは出来ない」と言いきるところもあるぐらいです。
一方精神保健福祉士では、大卒であると1年間専門学校に通い、試験にパスするだけで資格が取得出来ます。
また、私が通っていた学校では1日の授業コマ数が平日は18時から2コマ、土曜日はお昼から4コマとなっており、学校も福祉施設でのアルバイトを推奨していました。
私は平日学校で紹介を受けた施設でアルバイトをしながら通学していましたので、実践・座学ともに学べおまけに稼げるという充実した日々を過ごせていました。
参考までに高卒でも4年制大学でカリキュラムを終了し、試験をパス出来れば在学中に精神保健福祉士を取得することが出来ます。
以上、
学費と時間を比較しご紹介させて頂きましたが、
当時の私には、どちらかというと時間の差が精神保健福祉士を選ぶとても大きな理由となりました。
早く資格を取得して働きたいという気持ちが強かったですし、在学しながら現場に出て勉強をし、ついでに向き不向きの判断もしたいと考えていたため、
「夜間1年」という時間設定ががっちりとハマったからです。
③自身の経験・強みをより活かせるから
転職をする上で、「やりたいこと・なりたい職業に求められる資質と自分の経験・強みが合致しているのか?」を考慮することが非常に重要であると考えます。
なぜなら、基本的に中途採用は「即戦力」が求められるため、ただ「なりたい!」という気概だけでは評価されないからです。
以下、私がどのように考え精神保健福祉士を選んだかについて説明していきます。
臨床心理士に求められる資質
あくまで私の私見ですが、最も大きいのは「感情の揺れをしっかり抑えて、何事にも冷静に対応する能力」なのではないかなと考えています。
加えて、たくさんのことにどんどん取り組んでいくというよりも、どちらかというと「黙々と1つのことに取り組める能力」も重要であり、精神療法を行う上での1つの「ユニット」としてその役割に徹することが求められます。
精神保健福祉士に求められる資質
これも私見ですが、相談業務で求められる専門性もさることながら、退院支援から社会復帰にかけた調整業務で「様々な職種の方と円滑に連携をするコミュニケーション能力やバランス感覚」が非常に重要であると考えます。また、利用者さんの生活面の支援においては、ある意味1つの「ユニット」を超えるような積極性・行動力も時には必要となります。
私の経験・強み
経験
私は約10年間、営業マンとして様々な得意先に対して自社の無形商材の利点を提案し、 販売してきました。また独力のみではなく、様々な職種の方とコミュニケーションを取り、協力し合いながら難しい課題をクリアしてきました。
強み
とにかくコミュニケーション能力が鍛えられ、元々照れ屋でしたが、今は全くそんなことはありません。また、提案力・プレゼンテーション能力には自身があり、行動力、尻込みしない積極性にも自信があります。
以上
を踏まえ、「やりたいこと・なりたい職業に求められる資質と自分の経験・強みが合致しているのか?」を考えますと、私には明らかに精神保健福祉士の方があっていることに気がつき、その選択をしました!
なお、「自身の専門性を発揮し、精神障害で困っている方の役に立ちたい」 ということが私のやりたいことでしたので、どちらになってもその思いは果たされます。
はっきりと選択が出来たのはこれも要因にあるのかもしれません。
④その後のキャリアがより開かれているから
これは一般企業から転職した私ならではの視点ではないかと考えます。
仮に、「自分にはこの仕事は合っていない」と思った際に、また一般企業に戻れるかどうかや、異なる専門職に転職出来るかどうかという要素が私にとっては非常に重要でした。
この観点から考えますと、
専門職の中でも専門性がかなり高く、例えば一般企業に転職しようと面接に行ったとして、先方が求めるマルチな能力や、自社に当てはめてこの人はどの程度の活躍が出来るかという能力が計りにくいものと考えます。よっぽどでなければ不採用となるでしょう。
なんだそれ?どんな仕事?という最大の関門さえ突破しさえすれば、仕事内容、主に調整業務は一般企業にも当てはめやすいもので、先方がこの人はどのぐらい自社で活躍するのか?という判断も付けやすいものと思います。企業の要求水準を超えれば採用となるでしょう。
のように、非常に不確かではありますが、
私の経験と照らし合わせ、その後のキャリアがより開かれているのが精神保健福祉士であると判断し、そちらを選択いたしました。
【まとめ】私が臨床心理士ではなく精神保健福祉士を選んだ4つの理由
- 求人数が多い
- 資格取得に要する「学費と時間」
- 自身の経験・強みをより活かせるから
- その後のキャリアがより開かれているから
以上の4つの理由に基づいて私は臨床心理士ではなく精神保健福祉士を選びました。
ただ、どちらを選ぶかについては詰まるところ皆様次第だと思っています。
とは言え、少しでもこのような葛藤に苦しまれている方のお役に立てるよう記事を作成いたしました!
では!
普通の人間がただ生きていても、責められない社会であってほしい
「髭男爵」山田ルイ53世さん
タイトルは私の大好きな言葉で、お笑いコンビ「髭男爵」の山田ルイ53世さんの言葉です。
山田ルイ53世さんは、「ルネッサンス」の印象が強く底なしに陽気なイメージですが、過去に6年間家に引きこもっていた経験があるそうです。
詳しく説明を致しますと、53世は中学生時代有名な進学校に通われており、周囲の期待に応えるために「優等生でいなければならない」という思いこみがあまりに強くなってしまった結果、夏休み明けのある日突然学校に行けなくなったそうです。
先述のようにそれから6年間、引きこもり生活を送られた経験をお持ちで、この経験から、
「普通の人間がただ生きていても、責められない社会であってほしいと思います。我々にはキラキラして生きる義務などないと思うのです」
という印象深いお言葉を残されています。
私は精神保健福祉士として精神障害者の支援を生業としておりますが、日々業務に難しさを感じております。
それもそのはず。
今は「普通の人間がただ生きること」でさえ難しい、そんな時代になってきているからです。
普通の人間でもただ生きることが難しい社会
皆様この言葉を聞いて、どう感じるでしょうか?
私は前職の大企業での営業マン時代を思い出します。
当時、私は日々結果を出すために朝は6時半~深夜の1時まで、ろくな休みもなく働いていました。
そのぐらい働くのが普通であると考え、ずっと張り詰めた状態で、今となっては色々な意味でぎりぎりな生活を送っていたなと感じます。
なぜこのような日々を送っていたかというと、
競争の激しい世界では、『出来る/出来ないの二元論』だけで人の価値が語られるからです。
つまり、一度「出来ない人間」のレッテルを貼られてしまうと、出来ない人間でしかなくなり、例えその他にいいところがあってもそれは全く評価の対象になりません。
極端ですが、本当にこんな環境なのです。
普通では許されないのです。
「出来る人間」でなければ許されないのです。
周囲でこれにより潰れていった人間をたくさん見てきました。
が、自身もぎりぎりの状況で、それを助けられるような力はありませんでした。
そして、こんな馬鹿げた環境が、あらゆる業界で過剰な競争が繰り広げられる現在は、より広がってきているように感じます。
普通の人間でもただ生きていくことが難しい社会になってきているのです。
仕事を出来るか出来ないかの二元だけで人間の価値が語られる。
もちろん仕事が出来るに越したことはないのですが、これだけで人の価値が量られるのならば異常としか言いようがありません。
繰り返しとなりますが、競争の激しい業界では事実、これだけで人の価値が決まることが珍しくないのです。
普通ではダメなのです。
普通の人間がただ生きていても、責められない社会を創っていくには?
あくまで私見ですが、
みんながもっと自分に正直になることが重要であると考えます。
家族が起きる前から働いて、家族が完全に寝静まってから帰宅する・・・
そんなに働いてもその先に幸せはあるのでしょうか?
家族と一緒に出勤し、家族と食卓を囲み一緒に就寝する・・・
この方が仮に給料半分でも幸せだとは思いませんか?
現に私はこう変わりましたが間違いなく今のほうが幸せです。
出来る/出来ないは確かに大事です!
対象に迷惑をかける仕事なんてもってのほかですし、ここのクオリティを下げては本末転倒です!
しかし、それはそんなに身を削ってまでやらなければ出来ないことでしょうか?
過剰にやりすぎているのではないでしょうか?
競争に勝つのも大事ですが、それ以外にもっと大切なことがあるのではないでしょうか?
自分を犠牲にしてまでそんなに豊かにならなければいけないのでしょうか?
そうまでして「出来る人間」にならなければいけないのでしょうか?
皆様、もっと自分に正直になって自分と向き合って下さい。
もっとスローダウンして生きていきましょう。
普通の人間でもただ生きることが難しい社会なんて明らかにどうかしています!
この社会に、自分の生活に疑問を抱き、自分に素直になる。
ここから始めていきましょう!
以上、まとまりのない記事でした。
↓↓↓当記事に共感をされた方!必読です!
優秀な精神保健福祉士とよく売れる営業マンの3つの共通点!
・一般企業から精神保健福祉士への転職を考えている方
・精神保健福祉士から他業種への転職を考えている方
・精神保健福祉士を目指している方
是非当記事をご覧下さい!
優秀な精神保健福祉士とよく売れる営業マンは本質的に同じである
https://lock2059.hatenablog.com/entry/2019/10/31/225303
こちらの記事にも書きましたように、
私は一般の会社の営業職を辞めて精神保健福祉士へと転職しました。
企業にはない精神保健福祉士『ならでは』のやりがいを日々感じながら、かつ無理なく働けており、とても幸せな毎日を送っています。
さて、ここからが本題です。
一般企業の営業職と精神保健福祉士、業務内容は全く異なりますが、
両者を経験した私は、
優秀な精神保健福祉士とよく売れる営業マンは本質的に同じである
と、こう確信しております。
ずばり両者の共通点は、
1.ストレングス視点に優れていること
2.手段が目的にならない
3.『プラスワン』の仕事を常に出来ること
この3点です!
ここから順に解説していきます
優秀な精神保健福祉士とよく売れる営業マンの共通点
ストレングス視点に優れていること
精神保健福祉士としてストレングス視点が重要なのは言うまでもないでしょう。
ストレングス視点で利用者さんを見ることにより支援の可能性は広がり、利用者さんの望む生き方を支えることができる、つまりエンパワメントに繋がります。
そして、ストレングスを見つける能力は人によって差があり、より多くのストレングスを見つけられる方が利用者さんに多くの可能性を示すことが出来ますので、
ストレングス視点に優れている方が優秀な精神保健福祉士と言えるのではないかと思います。
では、営業マンのストレングス視点とは何なのでしょうか?
そのままなのですが、
『顧客のいいところを見つける能力』です。
なぜいいところを見つける能力が必要なのか?それは顧客に、商品のいいところに対する『聞く耳』を持って頂くためです。
詳しく説明致しますと、
営業として顧客に何かを購入して欲しい際、
いきなり商品の話をしたところで中々成功しません。そもそもの『聞く耳』がないからです。
そのため、まずは相手に自分を好きになってもらうことにより、聞く耳を持ってもらうことが重要です。
どうするか?
ずばり「相手のいいところ」を探し、ここを話題にすることが多いです。
『時計変わりましたね』
『いい声ですね』
『最近お痩せになりましたね』
何でもいいのです。
なぜなら、相手のいいところは相手がこだわっているところであることが多いからです。
ですので、相手のいいところをたくさん見つけて話題にすることで話が弾み、自分と顧客の距離が縮まり、その結果『聞く耳』を持ってもらえる可能性が高まり、よく売れます。
以上のことより、優秀な精神保健福祉士、よく売れる営業マン共にストレングス視点に優れていることがお分かり頂けたかと思います。
手段が目的とならないこと
例えば、
・支援内容にこだわりすぎて中々前に進まなかったり
・支援者同士の支援方針が合わないことでチームが同じ方向を向けなかったり
・あまつさえ支援者同士が自分の立場を重視しすぎるが故に喧嘩してしまったり
結果的に一貫性のない中途半端な支援となってしまい利用者さんが不利益を被るという場面を見ることがあります。
まさしく本末転倒で、誰のために仕事をやっているのかと問いたくなります。
しかしながらこういうこと、実はしょっちゅうあってその原因の多くは、
『手段が目的となっていること』です。
どういうことかと言いますと、
我々の仕事の「目的」は利用者さんに幸せに生活をして頂くことであるはずです。
そのための「手段」が支援であって、言い方は悪いですが支援内容なんてたかだか「手段」に過ぎないと言うわけです。
その「手段」が「目的」になっているが故にうまく前に進まないのです。
・形式にこだわりすぎて融通がきかない
・あーでもないこーでもないと支援が全然前に進まない
・自分や組織の立場を守るために利用者そっちのけで支援者間で言い争いをする
「手段」が「目的」になっている典型的な例で、「支援をする」ことが目的になってしまっているのです。
繰り返しとなりますが、あくまでも我々の目的は利用者さんに幸せに生活してもらうことです。
私の知る優秀な精神保健福祉士はここが明確になっており、本当の意味での利用者さんファーストの支援をしています。
こだわりすぎずに、スピード、質のバランスのよいとてもシンプルで小気味いい仕事をされています。
私の目標です。
そして営業マンにおいても同じことが言えます。
よく売れる営業マンはよく売ることを目的とし、その手段にこだわりすぎたり時間をかけ過ぎたりすることはありません。
例えば、手段となるプロモーション方法にこだわりすぎることなく、とにかく会社が推進する宣伝方法や商材を用い、数多くの得意先に営業を行い売上を上げていきます。非常にシンプルなのです。
逆に、売れない営業マンはプロモーション方法にこだわりすぎて肝心な得意先への訪問が少なかったり、報告書を溜めていることによって重要である月末に現場に出れなかったりと、結果売上を伸ばすことが出来ません。
まさしく手段が目的となり、本当の目的を見失っているのです。
以上のことより、優秀な精神保健福祉士、よく売れる営業マンともに手段が目的とならず、本当の目的を見据えてシンプルに仕事をこなしているということが言えますね。
『プラスワン』の仕事を常に出来ること
これは精神保健福祉士や営業マンのみならず、どの仕事にでも言えることです。
そして、筆者が働く上で最も重視していることでもあります。
『プラスワン』とは、相手の期待を少し超えることを言い、とても重要であると考えています。
なぜ『プラスワン』が重要か?
それは対象との信頼関係の構築に繋がるからです。
マイナス1でも自身の仕事が相手の期待を下回ると、信頼関係が損なわれるてしまいます。
そして、プラス10とか100でもダメです。
『プラスワン』じゃないといけません。
それはなぜか?
相手の要求を超えすぎると、相手が恐縮してしまい、純粋な信頼関係の構築とはならないからです。
相手の期待を少し上回り、嫌らしくない程度に「おっ」と思わせることが重要なのです。
例えば、
私が優秀であると感じる精神保健福祉士は利用者さんから自分の飲んでる薬のことを知りたいと依頼されたとしたら、その薬はもちろんのこと、同じ薬効種の他の薬のことも調べておき、必要であれば説明をします。
よく売れる営業マンは、接待の際、対象のニーズを調べ好みの店を選ぶのはもちろんのこと、二次会の店の目星を付けていたり、〆のラーメン屋を何軒かリストアップしていたりと工夫をしています。
これぞプラスワンです。
そして、私が見るに、精神保健福祉士でも営業マンでも優れている人は「常に」これが出来ています。
『プラスワン』は対人業務の基本であり究極の応用とも言えるものと考えており、これが出来る人は間違いなく対象とあつい信頼関係で結ばれています。
以上、
優秀な精神保健福祉士とよく売れる営業マンは本質的に同じであることを
1.ストレングス視点に優れていること
2.手段が目的にならない
3.『プラスワン』の仕事を常に出来ること
この3つの共通点からご紹介させて頂きました!
つまるところ優秀な人材はどんな業種でも輝くということでしょうか?
私もどこででも通用する人間になりたいです!
では!
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一般企業・会社にはない精神保健福祉士『ならでは』のやりがい・魅力について
この記事をざっくりと
- 精神保健福祉士はいい仕事です!
- よく言われる精神保健福祉士のやりがい・魅力について
- 精神保健福祉士『ならでは』のやりがい・魅力
- 精神保健福祉士にしか分からない利用者の成長を感じられること
- 支援をしながら、「自分の弱さ」にも触れられること
- おかしいことにはおかしいと言えること
- まとめ
精神保健福祉士はいい仕事です!
上の記事で「精神保健福祉士を辞めたい人が多い理由」についてご紹介致しましたが、
ぶっちゃけ私からすると精神保健福祉士(PSW)はめちゃくちゃいい仕事です!
精神保健福祉士(PSW)ならではのやりがい・魅力があります!
当記事ではその理由を一般企業と比較しながら記しますので、
・精神保健福祉士を辞めようかなと思っている人
・精神保健福祉士の資格を取ろうと考えている人
・福祉系の学生さんで一般企業か福祉職かで悩んでいる人
このような方に是非読んで頂きたいです!
それではいきます!
よく言われる精神保健福祉士のやりがい・魅力について
文字通りよく言われるやつです。専門学校の誘い文句になってるような、あれです。
こちらについてまずご紹介し、内容を踏まえた上で企業・会社と比較したリアルな良さをお話しますので参考までに目を通して下さい!
社会的意義の大きさ
精神保健福祉士が扱う精神障がいという問題は近年非常にに大きくなってきていますが、まだまだ世間からの偏見が大きく、ここを解決していくのは一筋縄ではないでしょう。
また、障がいをもつ本人やその家族は、生活、経済的、学業や就労、そして将来の問題など、さまざまな不安や悩みを抱えており、助けを必要としています。
精神保健福祉士は、専門知識を駆使して、こうした困難な状況に直面している人の支えになることが出来、この業務には非常に大きな社会的意義があり、やりがいがあります。
活躍の場が幅広い
精神病院や一般病院をはじめ、福祉施設や行政施設、高齢者施設、司法施設等数多くの選択肢があります。
さらに、小学校や中学校等に勤めるスクールソーシャルワーカー、
一般企業に勤め、障がいをもたない人のメンタルヘルスケアを手掛ける企業ソーシャルワーカー増えつつあります。
このように活躍できるフィールドが幅広く、かつ小さな子どもからお年寄りまで、幅広い年代の方の役にたつことが可能です。
そして、施設基準で常駐が義務付けられている施設もあり、就職先が多いことも魅力です。
たくさんの人の人生に触れることが出来る
精神保健福祉士は精神障がいを抱える当事者やそのご家族を支援することが主な仕事ですが、その相談内容は、生活から仕事から金銭問題・・・その他諸々数え切れないぐらい多岐にわたります。
解決に向けて支援を重ねていく中で、いいことも悪いことも含め、それぞれの人生に触れることになるでしょう。
人によって歩んできた人生はさまざまですので、学ぶことは多いはずです。
以上、
確かに仰るとおりです!
が、社会的意義が低い仕事なんてそもそもビジネスとして成り立たないです。
ともすれば世間から白い目で見られることの多い「水商売」だって社会的なニーズがあるから成り立っていますので社会的意義があります。
つまり、社会的意義があることはやりがいにはなるものの、精神保健福祉士ならでは魅力ではありません。
また、活躍の場が広いことについて、
これは一部事実ではありますが、全くもってその通りとは言えません。
・スクールソーシャルワーカー:そんなに普及してます?いても非常勤かと・・・
・企業ソーシャルワーカー:会ったことありません。多くの企業は定年間近のおじさんが産業カウンセラー資格を取って対応しているような・・・
・司法施設:社会復帰調整官のことかな?確かにいるけど経験も必要で狭き門です。
・行政機関:いるけど保健師でも代用きくし、そもそも母数が少ない。
あくまで筆者の意見ですが、そこまで活躍の場が広いとは言えない現状かと思います。
そして、たくさんの人の人生に触れることが出来る
ですが、確かにそうなんですけど、保険の営業だって証券会社だってファイナンシャルプランナーだって同じく長く顧客の人生に寄り添う仕事ですので、精神保健福祉士ならではの良さや魅力としては少し弱いかなと思います。
さて、ここからが本番です。
精神保健福祉士『ならでは』のやりがい・魅力
これまでの私の経験から考える『ならでは』のやりがい・魅力は、ずばり、
・精神保健福祉士にしか分からない利用者の成長を感じられること
・支援をしながら、「自分の弱さ」にも触れられること
・おかしいことにはおかしいと言えること
です!
順に説明をすると、
精神保健福祉士にしか分からない利用者の成長を感じられること
周りから客観的に見て、到底分からない変化でも、日々支援をしている我々精神保健福祉士はその成長を感じることができます。
以前企業で働いていた時は後輩に対して「客観的に見て分かる結果を出す」ことを指導していましたが、今のほうが断然幸せです。
なぜなら、周りの人には分からない変化に気づくことが出来、それを利用者さんと共有し、喜びを分かち合えるからです!
毎日毎日、大きくはないながらも喜びを感じられることにやりがい・魅力を私は感じます!
これは精神保健福祉士というより、支援者ならではのやりがい・魅力といった方が適切かもしれませんね。
支援をしながら、「自分の弱さ」にも触れられること
面談をし、助言をする場面が皆様もあると思います。
この助言について、ある時ふと考えて気づいたのですが、「自分も出来ていないこと」をよく言っている傾向にありました(私だけでしょうか? byだいたひかる)
「またお金を使いすぎて!計画的に使いましょう!」
「太りすぎ!もっと考えて食べましょう!」
「規則正しく生活しましょう!」
等どうしても支援者は助言する立場となり、
ともすれば自分のことは棚に上げがちです。
かくいう私もそうでした。
でも、自分も出来ていないことを言っていることに気づいてからは、
「僕も出来てないから、一緒にがんばっていきましょう!」
こう言えるようになりました!
それから自分の支援にのってきてくれる利用者さんが増えましたし、自分も少しは成長できた気がします。
精神保健福祉士となり、「自分の弱さ」に触れることができました。
おかしいことにはおかしいと言えること
以前企業でサラリーマンをしていた時は、隣の課で明らかなパワハラがあって傷ついている人がいても、立場上おおっぴらに異議を唱えることは出来ませんでした。
当時、毎日を悶々とした気持ちで過ごしていたことを思い出します。
しかし、今は支援者という立場です。
利用者のためには関係各所に唾を吐くことも厭いません!
おかしいことにはおかしいと言える。
正しいことを正しいと言える。
当たり前ですが中々出来ないことです!
これが出来る今の立場は非常に健全であり、これは精神保健福祉士にしかない魅力であると考え、日々やりがいを私は感じています!
(※唾は吐かないにこしたことはない)
まとめ
私が考える精神保健福祉士『ならでは』のやりがい・魅力は、
・精神保健福祉士にしか分からない利用者の成長を感じられること
・支援をしながら、「自分の弱さ」にも触れられること
・おかしいことにはおかしいと言えること
です!
精神保健福祉士には精神保健福祉士ならではのやりがい・魅力があります!
皆様!精神保健福祉士はいい仕事です!!
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精神保健福祉士(PSW)を辞めたい人が多い4つの理由
この記事の内容をざっくりと
- 精神保健福祉士を辞めたい人が多くいます・・・
- なぜ辞めたくなるのか?その4つの理由
- ①精神保健福祉士の立場が弱く、人間関係が辛いから
- ②専門的な業務以外の雑用が多いから
- ③薄給であるから
- ④そもそも精神保健福祉士にクセの強い人間が多いから
- まとめ
精神保健福祉士を辞めたい人が多くいます・・・
このような方がけっこういらっしゃいますよね。
資格取得のために実習を含めた必要な課程の修了、及び合格率約6割の国家試験をクリアする必要がありますので、そこそこの努力が必要な職種です。
それにも関わらず「精神保健福祉士を辞めたい!」という方はかなり存在します。
現に私の周りにもたくさんいます。
なぜ辞めたくなるのか?その4つの理由
私は主に4点理由があると考えていて、
これらなが原因なのではないかと考えます。
順を追って解説していきます。
①精神保健福祉士の立場が弱く、人間関係が辛いから
特に病院勤務の場合、医師や看護師と比較し立場が弱いことが多いと聞きます。
決定権をどうしても医療側が握りやすいということが背景にあるのではないでしょうか。
これにより理不尽な扱いを受けたり、横柄な対応をされたりで嫌気が差すことがあるのでしょう。
実際に、筆者もそのように感じることが多々あります。
どうしても患者さんに直接処置をする職種の方が立場が強く、見えないヒエラルキが出来てしまい、それにより苦労を強いられるのです。
②専門的な業務以外の雑用が多いから
筆者の個人的な話で言えば、公用車の整備、院内の清掃、多業種飲み会の幹事、病院のイベントで炎天下の中1日外にいなければならなかったり、猛暑の中地域の清掃に参加したり、事務員に八つ当たりされたり・・・
最後はともかく、とにかく専門業務以外の雑用が多く、強い動機をもって精神保健福祉士になられた方は嫌だと感じられる方もおられると思います。
もちろん雑用も仕事の内なのですが、度が過ぎると流石に堪えますよね・・・
③薄給であるから
読んで字の如くです。一般企業と比較しかなり少ないです。
もうちょっと貰えてもいいものと思いますが・・・
何でこんなに安いのでしょうか?
処遇改善のために精神保健福祉士の肩書きを持つ議員をまず誕生させましょう!
④そもそも精神保健福祉士にクセの強い人間が多いから
これが大きいのではないでしょうか?
筆者の周りでも、先輩や同僚のPSWが最悪で・・・
という理由で辞めていくことが明らかに多いです!
業界のタブーに触れてしまう気がするのですが、特に『大御所』と呼ばれている方のクセが強すぎる気がします。
筆者も資格取得の際の実習先の担当者が大御所と言われている方でしたが、まぁとにかくクセが強くて、前に実習に来た学生が体調を崩してリタイアしたという、いわくつきの方でした。
『専門職の価値』とか諸々の小難しい講釈は達者でしたが、まぁとにかくクセが強い!
質問をしても答えが返ってくることはなく、質問を質問で返され続けて絶句する毎日でした・・・
果たしてこんな人が、実習生が体調を崩しリタイアとなるような指導をする人が利用者を幸せに出来るのでしょうか?
否!利用者の評判は軒並み最低・・・
実際は理屈っぽい協会でのさばっているだけなのでしょう。
しかし、こんな人が幅を利かせている職場が実際にありますので、今苦しんでいる方はなるべく相手にしないようにして下さい・・・
そしてこれから就活をされる学生さんはよく見極めて就職をして欲しいと思います。
※職場の人間関係の悪さにどうしても耐えられないなら、他の福祉施設や医療機関への転職を考えてみましょう!
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まとめ
当記事では、
について
以上の4点を私見を交えてご紹介させて頂きました。
個人的にはやはり精神保健福祉士のクセの強さが大きな要因となっていると考えますので、これから多くの若者に精神保健福祉士を志し、実際に精神保健福祉士になって頂けるように、そして末長くこの仕事を続けて頂けるよう、
「若い人に憧れられるようなかっこよさ」と「とっつきやすさ」を兼ね備えた、そんな精神保健福祉士になれるよう精進していきたいと思います
では!